犬もザリガニも全く関係ない... 福岡の歩きスマホ啓発ポスターが謎でしかない

駅や電車でよく見かける「歩きスマホ」の啓発ポスター。スマホの画面を眺めながら歩く人の姿がよく使われているが、時には思いもよらないイラストが使用されている。

こちらのポスターも、その一つだ。

犬もザリガニも全く関係ない... 福岡の歩きスマホ啓発ポスターが謎でしかない

歩きスマホと何の関係が...(画像はちらいむ@chilimeさん提供)

「歩きスマホは危ないよ!」

そんな一文の横に描かれているのは、パグと見られる3匹の犬。上から一連の流れになっているのだろうか...斜め後ろを向いた姿、ザリガニのようなものを掴んだ(ハサミで掴まれた)姿、仰向けに寝転がった姿となっている。いずれにしても歩きスマホとの関係は不明だ。

このポスターが貼ってあるのは福岡市地下鉄七隈線の天神南駅。ツイッターユーザーのちらいむ(@chilime)さんが2019年12月13日に投稿したところ、16日時点で1万5000件超のリツイートを獲得している。

歩きスマホの注意文に、何の関係もなさそうな犬のイラスト。この組み合わせに対し、ツイッターでは、

「これ、ふつうはプレゼン通りませんw どういう意味?って訊かれると思う」
「注目してしまいますねこれはw」
「ザリガニ型のスマホ」

といった声が寄せられている。

イラストで興味を引く作戦?

歩きスマホの啓発ポスターが、なぜこのようなデザインになったのか。Jタウンネットは12月16日、福岡市地下鉄に関する事業を手掛ける一般財団法人・福岡市交通事業振興会の担当者を取材した。

担当者によると、このポスターのイラストは、障害者が働く福祉作業所で描かれたもの。2016年度から福岡市地下鉄の駅構内にこのようなポスターを複数枚貼っている。

取材に応じた担当者は当時の担当ではないが、イラストはテーマに沿って描かれたものではなく、標語とは別々に作られているため、「標語と絵につながりはない」可能性が高いとしている。

「できるだけインパクトのあるこういった作品を使って、マナー啓発をしようということだったんだと思います。こういった素朴な絵とかで目を引いて、『歩きスマホはやめましょう』みたいな文を入れて、皆さんに訴えるということだと思います」(福岡市交通事業振興会の担当者)

歩きスマホへの注意を促すために、まずはこのイラストで興味を引こうとしたというわけだ。もしそれが事実だとしたら、今になってツイッターで注目を浴びていることから、その作戦は成功を収めたといえる。

犬もザリガニも全く関係ない... 福岡の歩きスマホ啓発ポスターが謎でしかない

かわいい(画像はちらいむ@chilimeさん提供)

担当者はポスターがツイッターで話題になっていることについて、

「効果はあったのかなと思います。そこに書いてあるマナーについて皆さんが守っていただければ。交通機関は混雑することが多いですし、揉め事にもなるので、みなさまが気持ちよく地下鉄に乗れればと思って日々こういうものを考えております」

と話している。

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