「かんさいーでんきほーあんきょうかい」のCMでお馴染みの関西電気保安協会が公開したウェブ動画が話題になっている。

タイトルは「ある日突然関西人になってしまった男の物語」だ。

冷コー、アメちゃん...関西人に刺さりまくる「あるある動画」...の画像はこちら >>

関西電気保安協会のウェブ動画(画像は公式YouTubeチャンネルより)

動画は全12話(0話を含む)で、2020年2月26日から順次公開。その後、4月17日に全話をまとめた総集編を公式YouTubeチャンネルで公開すると、ツイッターで一時「関西電気保安協会」がトレンド入りするほど注目を集めた。総集編の再生回数は21日までに60万回を超えている。

物語はタイトル通り、ある日突然関西人になってしまった主人公を軸に展開する。

関西人になってしまった自分に「なんでやねん」と突っ込む1話から始まり、関西のCM クイズに見事正解する2話、喫茶店で「冷コー(冷たいコーヒー)2つ」を注文する3話と、着実に関西に染まっていく様子が描かれる。

この他にも、「お好み焼きとご飯を一緒に食べる」「家にたこ焼き器がある」「オバチャンの『はいアメちゃん』」など、関西人ならば思わず納得してしまう「あるある」がたっぷり詰め込まれている。

そんなウェブ動画に対し、ツイッターでは、

「ええね。おもろいね。 ...おわ、関西人になってしもうたわ!」
「関西人なだけに全部分かってまうのが辛いwww」
「東京から大阪に嫁いで4年。涙なしではこのCM見れませんわ」

といった声が寄せられ、好評なようだ。

あるあるネタはどこから?

Jタウンネットは20日、なぜこのような動画を制作したのか、関西電気保安協会の経営企画担当に取材した。

担当者によると、電気の安全確保を通じて社会インフラを守る役割を果たすという協会の役割を「関西人のそばにいます」というテーマで表現したという。

各エピソードの最後には黄色いヘルメットを被った本物の社員が登場する。担当者自身、第8話でパンダの着ぐるみの中の人として登場したそうだ、

ウェブ動画は2017年から毎年制作していて、今回で4作目。動画に登場する「関西あるある」は、実際に関西でよくあることなのだろうか。

担当者に聞いてみると、

「特別に新しいネタはつくっていません。よくあるかは分かりませんが、誰かが聞いたことのある話だと思います。共感される方も多いのではないでしょうか」

とのこと。

あるあるネタは制作に関わった関西人スタッフで出し合ったそうだ。

冷コー、アメちゃん...関西人に刺さりまくる「あるある動画」に反響 なぜ作った?関西電気保安協会に聞いた

関西人なら経験ある?(画像は公式YouTubeチャンネルより)

担当者はウェブ動画がツイッターで話題になったことについて、

「なぜこんなに話題になったのか、協会としても正直分からないです。皆さんに理屈抜きで楽しんでいただければと考えて制作しましたので、数多くの方にご視聴いただけて大変嬉しく思っています」

としている。