やんちゃで元気いっぱいな子供たち。幼かった頃を思い出すと、公園でワイワイ遊んだり、室内でドタバタ走り回ったりしていた。

多少騒ぐくらいなら、大人は大目に見てくれたものだった。

それでも、子供の声や足音に「うるさいなあ」「静かにしてくれ」と怒る大人は世の中に少なくない。

地域のなかで、トラブルの原因になりやすい「騒音」問題。今回紹介するのは、京都府に住むUさん(30代女性)が、Jタウンネット編集部に寄せたご近所トラブルだ。

女手一つで小学生の息子を3人育ててきた彼女。学校が休校になった頃から、隣家の老夫婦に

「静かにしてくれ」

と叱られることが何回かあったという。

その度に「申し訳ないです」と謝っていたそうだ。

そんなある日のことだ。「ピンポーン、ピンポーン...」と何十回もインターフォンが鳴り響いたという。もちろん相手は、隣の老夫婦だ。

新型コロナウイルスの影響で、仕事を休んで家事や育児を全て1人でこなし、ステイホームを徹底してきた彼女。そんな彼女に、老夫婦はこんな言葉を告げたという。

「そんないい加減な子育てしてこなかった!!」

「正直倒れそうでした」

「『いい加減な子育てして...』隣の老夫婦に罵倒される日々。...の画像はこちら >>

私の育児方法は間違っているのでしょうか

私はシングルマザーで、小学生の3人の息子がいます。

3月から新型コロナウイルスの影響で、小学校が休校になりました。

私も仕事を休むことになり、約3か月間、自宅で子供達と過ごしました。

息子の小学校が休校になってまもなくのことでした。お隣に住む老夫婦に

「静かにしてくれ!」

と怒鳴りつけられました。

とってもヤンチャで元気な男の子が3人いる我が家。怒られたのは、今回が初めてではなく、過去に何度かありました。

その度に、私は「申し訳ないです、気を付けます」と言うのが毎度のことでした。

そのあとも老夫婦は、2、3回ほど家に来て、私たちを怒鳴りつけました。

いよいよ、明日から学校が始まる、そんな日の夕方前のことでした。

何十回と鳴らされるインターフォン。

「あっ...まただ...」

私は精神的に参っていました。

3人の子供の育児や家事を、全て1人でこなし、ステイホームを続けていた最中のことです。

仕事も休んでいて、経済的な不安も大きくて...。正直倒れそうでした。

「私は全く子育てに自信が持てなくなりました」

ある日、私が息子たちの兄弟喧嘩を止めていた時でした。

鳴り響くインターフォン。

恐る恐る出てみると、隣の老夫婦がいました。

「いい加減にしてくれ!こちらはもう精神的にきていて精神病院にも行っている!私達も3人の子供を育ててきたが、そんないい加減な子育てしてこなかった!!」

何十分にも及ぶ罵声でした。

ただただ怖くて。私は惨めでした。

涙を堪えながら、震える声で頭を下げるしかありませんでした。

私の育児方法は間違っているのでしょうか。私のステイホームの仕方が間違っているのでしょうか...。

息子たちは、そんなにうるさいのでしょうか。

必死に毎日を生きていましたが、生きていくのが辛くなりました。自分の子育てを否定されたのも辛かったです。

耐えられなくて、本当に子供達と消えようと思いました。

今は、実家に身を寄せています。

何とか家族4人で一生懸命、楽しく、暮らしていたのに。

老夫婦から言われた言葉は、もう3か月にもなるのにずっと頭の中をこだましています。

私は全く子育てに自信が持てなくなりました。

笑顔も減りました。

けれども、子供達の為にもまだまだ続く人生に、必死に生きていきます。

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