麦茶は浴びてもサイコーでした...　今しか味わえない「やかんの麦茶サウナ」がヤバいほど「ととのう」

夏休みシーズンがやってきた！

夏と言えばやっぱり海だけど......山の中で体をしっかり整えて、日頃の疲れを吹き飛ばすのも良い。

これからご紹介するのは、Jタウンネット記者が一足先に体験してきた最高の夏の模様だ。

ここは、北欧サウナやグランピングなどができるアウトドア体験施設「ノーラ名栗」(埼玉県飯能市)。恐らく、読者の皆さんは「やかんの麦茶」と書かれたブルーの暖簾がかなり気になっていることだろう。

「やかんの麦茶」は日本コカ・コーラ2021年4月に発売し、1年2か月で4億本（650ミリボトル換算）の累計出荷本数を突破した人気商品。ノーラ名栗ではそんな「やかんの麦茶」とコラボして、22年7月23日から31日まで、「やかんの麦茶サウナ1日満喫プラン」を実施している。

なんでもサウナと麦茶を思う存分に楽しんで、「ととのい」体験ができるというのだが......正直、文字だけではピンとこない。

そこで筆者は22日に行われた先行体験会に参加し、一足先に「やかんの麦茶サウナ」でととのってみることにした。

心地良いテントサウナにぞっこん

「やかんの麦茶サウナ」の舞台となるテントサウナエリアに入ると、パッケージと同じ色の暖簾やのぼり旗が随所に配置されている。小芝風花さんやお笑いコンビ・かまいたちが出演するCMのような世界観でお出迎えだ。

鍵付きのロッカーも用意されており、そこで水着、サンダル姿になったら早速、テントサウナへGO！

このテントサウナは1組（2～4人）につき1つ借りることができ、テントの設営も自分自身で行う（ノーラ名栗の公式サイトからの予約必須）。内部にある薪ストーブの火加減の調整、薪割りもセルフで行うので、自分たちが最も気持ちいいと感じられるサウナ環境を作ることができるのだ。

今回は特別に設営なども行ってもらった状態でテントサウナに入った。すでに内部はかなりの暑さになっていて、入って20秒ほどでどっと汗が噴き出た......が、これが気持ち良い。

空気は意外にもからりとしていて、ジワリと体に沁みる暑さが非常に心地良い。

頭の中のノイズが汗となって出ていくような今までにない体験。体中の水分が汗になってすべて流れ出ても良い――そんなことすら考えた。

サウナストーンに麦茶をかけるだと！？

あれ？「やかんの麦茶」要素はどこ？

そう思った人もいるかもしれないが、本番はこれから。サウナテントの中では「麦茶ロウリュ」ができるのだ。

ロウリュとは、熱したサウナストーンにアロマウォーターをかけて水蒸気を発生させる、フィンランドのサウナ入浴法。

「やかんの麦茶サウナ」ではアロマウォーターの代わりに、やかんに入った麦茶（大麦を煮出したもの）を使用する。

やかんから柄杓に麦茶を注ぎ、それをサウナストーンへ。すると、麦茶が蒸発する音が聞こえる。同時に豊かな麦茶の香りが室内に広がった。

決して主張は強くないが、優しく空間そのものを包んでいく麦茶の香り。ふと目を閉じれば、麦茶の精が筆者を抱きしめて慈悲をかけているようだ。

テントの中に座っているだけでも最高だったが、麦茶の香りが充満したテントサウナの中は現実から離れた天国に等しい。

水風呂と外気浴でさらに整える

思う存分麦茶スチームを浴びたら、今度は水風呂へ。大自然に囲まれた水風呂でのクールダウンは、格別だ。サウナでホットになった体を落ち着かせてくれる。この時点ですでに、過去の自分が抜け落ちていっているような気分だ。

水風呂を出たら、外気浴コーナーへ移動。

飯能の美しい自然が作り出す淀みない空気。そして、キンキンに冷えたやかんの麦茶の味でまたしても天にも昇る気分になった。もう今までの自分はそこにいない。「ととのった」新しい自分に生まれ変わることだろう。

今回の企画では、サウナ体験だけでなく、平日20食、土日30食限定で「ととのいカレーwithやかんの麦茶」も販売される。

発汗作用のあるニンニクやショウガ、花椒が入り、野菜がたっぷり入った「サ飯（サウナ後に食べる飯）」を食べて、「やかんの麦茶」で冷やす。食べ物でもさらなる「ととのい」を体感できる。

この夏、飯能の大自然の中で新しい自分に出会える「やかんの麦茶サウナ」は、2人1組で平日8000円、土日は1万円。2人まで追加ができ、1人追加するごとに平日は2000円、土日は2500円プラスされる。

9日間しか体験できない最高の体験。見逃すのはもったいない！