X上に投稿されたある場所の夜桜がユーザーの注目を集めている。

それが、2025年3月17日、XユーザーのAyuMi(@a_yumi0425)さんが投稿した1枚。

ライトアップされた桜並木はそれだけで充分に目を奪われる美しさだが......よく見ると、桜の花が夜空をハートの形に切り取っている!

桜の木が生み出すハートなんて、なんだかすごくロマンチックだ。

これ、一体どこで撮影したの?

Jタウンネット記者は18日、AyuMiさんに詳しい話を聞いた。

上を向いて歩くべし!

AyuMiさんが「ハート」を発見したのは2021年3月上旬ごろのこと。場所は、三重県桑名市にある観光施設「なばなの里」だ。

なばなの里には、およそ300本のカワヅザクラが植えられている。公式サイトによれば、例年3月上旬から中旬にかけて見頃を迎え、下旬まで楽しむことができる。それにあわせて、2月下旬~3月下旬ごろまで、カワヅザクラのライトアップも行われるという。

三重県観光連盟公式サイトでは、話題になったハートも「ハートの桜」の名前で、施設内の隠れた人気スポットとして紹介。AyuMiさんもInstagramで写真が上がっているのを見て、行ってみようと思ったのだとか。

「どこにあるのか上を向いて歩いてたら見つける事ができました。
見つけた時は『本当にハートの形してる!』と思いました! 自然とこの形ができるなんて凄いなぁと思います。日中から夜まで楽しめるので、ぜひ行ってみてください!」(AyuMiさん)

19日、「なばなの里」を運営するナガシマリゾート(本社:三重県桑名市)にも取材したところ、同社広報担当者は「ハートの桜」はそう見えるように手入れして出来ているわけではなく、ごく自然にそう見えるのだと説明する。

「その時々の開花状況や枝の伸び具合にもよりますが、毎年おおよそ同じ場所で、角度によってハートに見える隙間ができます。具体的には、『アイランド富士』という展望台の近くや、レストラン『中国料理 桃仙』の付近などで見えます」(広報担当者)

ちなみに、19日現在のカワヅザクラは7~8部咲きほど。今年も「ハートの桜」が2か所ほど出現しているとのことだ。

満開の桜の木の下を、上を向いて歩いていたら... 見つけた〝...の画像はこちら >>

人の手によるものではない、自然が生み出した「天然のハート」、X上では2万件以上のいいね(19日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「現地でみたい」
「めちゃくちゃ綺麗」
「いいことありそうな可愛い写真ですね」
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