2020年に上演された「VR能 攻殻機動隊」が5月3日(月)、4日(火)の東京芸術劇場プレイハウスでの再々公演を皮切りに2021年国内ツアー公演を行う。

本日よりイープラスにてチケットの先行発売(抽選)が開始。


最先端テクノロジー×日本の伝統芸能・能

VR能とは様々なテクノロジーを駆使し、世界初のVRメガネなしで仮想現実空間を再現し上演される能舞台。テクノロジーと日本の伝統芸能を融合させ、サイバーパンクの金字塔『攻殻機動隊』の世界観を再現する。

出演は、観世流能楽師の坂口貴信さん、川口晃平さん、谷本健吾さん、そして観世三郎太さん。

演出は舞台「ペルソナ」シリーズや舞台版『攻殻機動隊ARISE』、AKB版『仁義なき戦い』などを手掛けた映画監督・奥秀太郎さん、脚本は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』や『BLOOD』シリーズなどの脚本で知られる藤咲淳一さん、映像技術は舞台版『攻殻機動隊ARISE』、3D能シリーズなどで舞台での3D映像を開発してきた明治大学教授の福地健太郎さん、VR技術は東京大学教授の稲見昌彦さんが務める。

本作の演出に使われているVR技術「ゴーストグラム」は、最先端の表現技術を活用した功績を表彰され、経済産業省のINNOVATION TECHNOLOGIES 2020と一般財団法人最先端表現技術利用推進協会の羽倉賞にノミネートされた。

本公演では、新エピソードを加えて前回公演よりもグレードアップ。

また、前回公演に引き続きスペシャルナビゲーターの下野紘さんが、伝統芸能である能と最先端技術の解説を行う。

日本サイバーパンクの金字塔『攻殻機動隊』

『攻殻機動隊』は、そう遠くない未来での電脳世界を舞台に組織や個を巡るテーマを描いた士郎正宗さんによるSF漫画。

日本のサイバーパンク史にもそのタイトルは燦然と輝く、同作から影響を受けた作品やクリエイターは枚挙にいとまがない。

これまでに押井守監督が手掛けた劇場版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』『イノセンス』のほか、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ、『攻殻機動隊 ARISE』シリーズなどが制作されてきた。2017年にはスカーレット・ヨハンソン主演でハリウッドで実写映画化。2020年にはNetflixで『攻殻機動隊 SAC_2045』が配信されている。