何度目かの映像化ラッシュ到来 スティーブン・キング ドラマ特集 20世紀編

『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』『ドクター・スリープ』 『イン・ザ・トール・グラス』『ペット・セメタリー』と何度目かの 映画公開ラッシュ状態のスティーブン・キング。 およそ100作品にも及ぶ映像化作品から20世紀のドラマ作品と その関連作品の中から比較て見易い作品をご紹介します。

20世紀の二大タイトルに新たな動き!!

デビュー―小説が大ヒット映画に

1974年に処女作『キャリー』を発表したスティーブン・キング。
1976年にブライアン・デパルマ監督によって映画化されると大ヒットを記録。
キングを一躍売れっ子作家にしただけでなく、デパルマ監督のキャリアップさせ、
更にはキャリーを演じたシシー・スペイセクト、その母親を演じたパイパー・ローリーが
アカデミー賞にノミネートされ、批評の面でも大成功を収めました。

二つの『シャイニング』から『ドクター・スリープ』へ!

一気に注目作家となったスティーブン・キングのもとに『シャイニング』の映画化の話が来ます。
監督は既に巨匠としての地位を確立していたスタンリー・キューブリック。
『2001年宇宙の旅』や『時計仕掛けのオレンジ』など映画史に残る作品を発表してきた
キューブリック監督が手掛けた映画『シャイニング』。
しかし、スティーブン・キング取っては不満だらけの作品となりました。
ホラー映画としてのクオリティは圧倒的なのですが、原作からの改編箇所が多く
キングは公然と批判していきます。

そして、スティーブン・キングはなんと自身が製作総指揮と脚本を兼ねた
テレビドラマのミニシリーズを1997年に発表します。

The Shining (TV Mini-Series 1997) - IMDb

まさかの続編『ドクター・スリープ』

このように揉めに揉めた『シャイニング』ですから、キングももう忘れたいのかと思われましたが、
なんと正統な続編小説『ドクター・スリープ』を2013年に発表しました。
シリーズモノ以外では続編に手を付けてこなかったスティーブン・キングが、
まさかの続編執筆、しかも『シャイニング』ということで、大きな話題を呼んだ原作は
高い評価を浴び、"キング健在”を世界に示しました。

そして、2019年マイク・フラナガン監督、ユアン・マクレンガー主演で映画化されました。
2017のNETFLIX映画『ジェラルドのゲーム』でキングの世界との相性の良さを示した、
フラナガン監督は今回も見事な手腕を披露し、『シャイニング』の続編としても
単体の映画『ドクター・スリープ』としても見ごたえたっぷりの作品に仕上げてきました。

ちなみに4KULTRAHDで北米公開版と言われる長尺144分のキューブリック版の
『シャイニング』のソフトも発売されていますので、併せて見るのもいいかもしれませんね。

他のドラマタイトル

今となってはDVDなども廃版になっていたりもするので試聴しにくいものもありますが、
テレビドラマ化れたタイトルをまとめます。

『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパー監督による『死霊伝説』。
映画リメイクの噂もある『トミーノッカーズ』。
ゲイリー・シニーズ主演、キング脚本の『ザ・スタンド』
キングのカメオ出演もある『ランゴリアーズ』などがあります。
また、オムニバスドラマ『フロム・ザ・ダークサイド』『トワイライトゾーン』
『アウターリミッツ』『モンスターズ』『Xファイル』の中で脚本を担当しています。

この時代のテレビドラマ化作品で強烈な印象を残したのが映画リメイク版も大成功した『IT』です。

強烈なティム・カリー版からから『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』2部作へ。

20世紀のスティーブン・キング映像化作品、特にテレビ畑の中で忘れられない作品が『IT』です。
1986年に発表された小説を90年に二部作テレビミニシリーズで製作された本作は
カルト映画『ロッキー・ホラー・ショー』の主演ティム・カリーが白塗り特殊メイクで
殺人ピエロペニーワイズの強烈な存在感でテレビシリーズですが、ホラー映画史に
名前を残す一本になっています。

キャラクターの元ネタは実在の殺人鬼ジョン・ゲイシーであることは知られていますが、
ティム・カリーのメイクがこのジョン・ゲイシーがピエロに扮した姿にかなり近づけられています。
日本ではそこまで知られていませんが、“ピエロ恐怖症”というモノを抱えている人々がいて、
あのジョニー・デップもその一人です。
ティム・カリーののペニーワイズはそんな“ピエロ恐怖症”の象徴的なキャラクターになっています。

二部作で映画化、ホラー映画として異例の大ヒット

このティム・カリー版のインパクトが強く、またDVDなどで世界的にも多く拡がったこともあって、
『IT』の再映像化については意外なほどに誰も手を挙げませんでした。
そんな中で、2017年に『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』として映画化されました。
原題が『IT(IT:chapter one)』となっている通り、27年間にわたる物語を描くということで
そこは割り切って、前半部分だけの映画化となりました

ティム・カリーという強烈な先人がいるこのキャラクターに果敢にも挑んだのは
スウェーデン出身の若手俳優ビル・スカルスガルド。
特殊メイクに加えて、CG技術によって変幻自在に暴れまわるワイルドなペニーワイズを演じました。

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ちなみに、ペニーワイズの常套句“ぷかぷか浮かぶ”のネタモノですが、
ジョン・ゲイシー、が殺害した死体を自宅の床下に埋め、その“死体の腐敗”が進み、
結果的にはその一部が地上に“浮いて出てきた”という供述から来ているという
本当に恐ろしい事実から来ているという説があります。

名作映画の数々

スティーブン・キング=ホラーというイメージが定着する一方で一級のスタッフ・キャストによって
賞レースを賑わす作品が続々と登場します。

ロブ・ライナー監督の2作品

『スタンド・バイ・ミー』

若き日のリヴァー・フェニックスの姿とベン・E・キングの名曲が印象深い『スタンド・バイ・ミー』。
アカデミー賞脚色賞にノミネートされたほか、ゴールデングローブ賞にノミネートされました。

『ミザリー』

まだストーカーというような言葉がなかったころに描かれた作家と狂信的なファンの物語を、
『スタンド・バイ・ミー』に続いて、ロブ・ライナー監督が映画化したのが『ミザリー』。
この演技でキャシー・ベイツはアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しました。

キャシー・ベイツはその後もキング原作作品『黙秘』などに出演しています。

何度目かの映像化ラッシュ到来 スティーブン・キング ドラマ特集 20世紀編

SATURDAY NIGHT LIVE -- Episode 13 -- Pictured: (l-r) Roseanne Barr as Annie, Dana Carvey during "Misery II" skit on February 16, 1991 -- (Photo by: Alan Singer/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images via Getty Images)

フランク・ダラボン監督の二作品

『ショーシャンクの空に』

スティーブン・キングの『恐怖の四季』の春の物語『刑務所のりたリタ・ヘイワース』を映画化したのが、
『ショーシャンクの空に』。
ちなみに『恐怖の四季』からは夏編の『Apt Pupil 』が『ゴールデン・ボーイ』に
秋編の『The Body 』が『スタンド・バイ・ミー』として映画化されています。

『ショーシャンクの空に』はアカデミー賞7部門にノミネートされながらも、
『フォレストガンプ』という強敵がいたため無冠に終わりましたが、年々評価が高まっている作品です。

『グリーン・マイル』

『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボン監督が改めてスティーブン・キングの原作を
映画化したのが『グリーンマイル』。
今もそうですが、当時は作品のクオリティ保障のような存在だったトム・ハンクスが主演しました。

こちらもアカデミー賞4部門にノミネート。ダラボン×キングの安心感を映画ファンに与えてくれました。

・・・・しかしこれが“壮大な前フリ”だったことが分かるのは21世紀のことです。

ちなみに

1983の小説でキング自身が脚本も担当した『ペット・セメタリー』のリメイク版も公開待機中です。
この映画には『ターミネーター2』で大ブレイクした直後のエドワード・ファーロング主演の続編が
あったのですが、キングの手を離れたこともあって酷評されました。

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