【物語には世界の人々を繋げる力がある】Netflixでみる#Black Lives Matter <Part1>

【物語には世界の人々を繋げる力がある】Netflixでみる#Black Lives Matter <Part1>
       
6月10日にNetflixが開設した「#BlackLivesMatter」特設ページ。ここではそこにラインナップされている海外ドラマをご紹介します。第1弾は「ボクらを見る目」など3作。

ボクらを見る目

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全米を震撼させた悪名高き冤罪事件を基にした全4話のリミテッドシリーズ。
1989年4月19日、ニューヨーク、セントラルパークでジョギングしていた28歳の白人女性トリシャ・マイリが襲われ瀕死の状態で発見された。一命はとりとめたものの、12日間昏睡状態に陥っており、事件前後については思い出すことが出来なかった。

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その事件の容疑者として捉えられたのは同時刻に公園内に居合わせた14歳や16歳の黒人やラテン系の少年たち5人。アントロン・マックレイ、ケビン・リチャードソン、ユセフ・サラーム、レイモンド・サンタナ、カーレイ・ワイズらハーレム出身の彼らは、無罪にもかかわらず強姦の罪で有罪判決を受け、「セントラルパーク・ファイブ」の烙印を押されてしまう。本作では、最初に取り調べを受けた1989年春から、2014年までの25年にわたる5人の経験をそれぞれの目線で掘り下げている。

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本作の脚本・監督を務めるのはエヴァ・デュヴァネイ。2014年公開の『グローリー/明日への行進』やNetflixオリジナルドキュメンタリー映画『13th -憲法修正第13条-』などの監督としても知られている。『グローリー/明日への行進』は、アカデミー賞作品賞を含む2部門にノミネート。これはアフリカ系女性監督として初めてのことであった。

数々の偉業を成し遂げ続けている彼女が手掛けた本作で、製作総指揮に名を連ねるのは、『スポットライト 世紀のスクープ』『ドリームガールズ』『ROMA/ローマ』のプロデューサーであるジョナサン・キングや今、アメリカを中心に最も影響力のある女性のひとりオプラ・ウィンフリー、そして名優ロバート・デ・ニーロなど。

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キャストは、新進気鋭の注目俳優から賞レース常連の実力派俳優まで層が厚い。最年少の少年ケヴィンの若かりし頃を演じたアサンテ・ブラックは本作が初めて俳優として本格的に参加した作品だが、その演技が高く評価され、エミー賞にノミネートされる快挙を成し遂げた。5人の少年の中で唯一、青年期と成人期の両方を一人で演じたコーリー役のジャレル・ジェローム。アカデミー賞受賞作『ムーンライト』でも印象的な存在感をみせた彼は、本作でも圧倒的な演技を見せつけ、見事エミー賞を受賞。物語の冒頭、観る者の目をくぎ付けにして離さない若手俳優たちの魂震える演技はぜひともみてほしい。

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そのほか、エミー賞やゴールデングローブ賞などに度々名前の挙がる実力派俳優陣が集結。エミー賞®ノミネートのマイケル・ケネス・ウィリアムズ、アカデミー賞®ノミネートのヴェラ・ファーミガ、エミー賞®受賞のジョン・レグイザモ、アカデミー賞®ノミネートでエミー賞®受賞のフェリシティ・ハフマン、エミー賞®ノミネートのニーシー・ナッシュ、エミー賞®受賞で2度のゴールデングローブ賞ノミネートのブレア・アンダーウッド、エミー賞®とグラミー賞受賞でトニー賞®ノミネートのクリストファー・ジャクソンなど。

Netflixではオプラ・ウィンフリーが、かつて“セントラルパーク・ファイブ”と呼ばれた5人の男性にインタビューをする「オプラ・ウィンフリーPresents: 今、ボクらを見る目」も独占配信中。作中では『ボクらを見る目』のキャストやスタッフも作品への思いを語っているのであわせて観るのがおすすめ。

Netflixオリジナルシリーズ「ボクらを見る目」Netflix独占配信中

親愛なる白人さま

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2017年に配信がスタートし、現在シーズン3まで配信中のコメディドラマ。シーズン4をもって幕を閉じることが伝えられている。1話約30分で、1シーズンあたり全10話という非常に見やすい構成になっている。本作の舞台は人種間の緊張が表面下でくすぶる、白人優位の米国アイビーリーグの名門大学。「親愛なる白人様」は主人公サマンサ・ホワイトが、大学で放送しているラジオ番組名。本作は全体を通して"人種差別は過去の話"とされるアメリカの現実をパロディ化したシリーズになっている。

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風刺の効いた本作の物語は、2014年の同名映画が終わったところからスタート。ウィンチェスター大学に通う有色人種の学生を主人公に、ミレニアル時代における社会的不公正、文化的偏見、政治的公正 (の欠如)、または時に的外れな反対運動が錯綜する状況に対処していく姿を描く。不条理劇をまとった本シリーズはユーモアを交えながらも、辛辣な皮肉、自虐、そして歯に衣を着せぬ物言いを通じて現代のアメリカ社会をむしばむ問題を映し出していく。

前述した同名映画で長編監督デビューしたジャスティン・シミエンが本作を指揮。脚本と製作総指揮を務め、全話ではないが監督も務めている。

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シーズン3までの全30話に登場しているレギュラーキャラクターは6人。映画では今を時めく大人気女優テッサ・トンプソンが演じていた主人公サマンサ・ホワイトを引き継いだのはローガン・ブラウニング。最近ではNetflix映画『パーフェクション』にも出演していた。

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学部長を父に持つトロイ・フェアバンクスを演じるのはブランドン・P・ベル。Netflixで配信中の『国を売る人』や『スイッチ ~運命のいたずら~』などにもレギュラー出演していた。
彼に憧れを抱く地元初の奨学生徒ココことカロリーナ・ココ・コナーズを演じるのはアントワネット・ロバートソン。2010年から女優業をはじめた彼女は『ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記』などの代表作をもつ。

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サマンサの彼氏ゲイブ・ミッチェルを演じるのはジョン・パトリック・アメドリ。海外ドラマでは『グッド・ドクター 名医の条件』や『ゴシップガール』などに出演していた。
最後の全話登場キャラクタージョエル・ブルックスを演じるのは、アシュリー・ブレイン・フェザーソン。2010年から女優として活動している彼女だが、日本で見る事ができる作品でレギュラー出演しているものは本作が初めてになる。

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今や『メン・イン・ブラック:インターナショナル』や「マイティ・ソー」シリーズ、「クリード」シリーズなどに出演し、人気女優として引っ張りだこのテッサ・トンプソンはシーズン2にカメオ出演。ポップカルチャーへのこだわりにもぜひご注目を。

Netflixオリジナルシリーズ「親愛なる白人様」Netflix独占配信中

「POSE」

エミー賞を受賞した全8話のリミテッド・シリーズ。
1987年のNY。LGBTQのボールにすべてを捧げるブランカは自分のハウスを作り、エリート客に恋をした風俗“嬢”や才能あふれるダンサーのマザーとして歩み始める。

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BEVERLY HILLS, CALIFORNIA - FEBRUARY 09: (EDITORS NOTE: Image was created in camera using a reflective surface.) Ryan Murphy attends the 2020 Vanity Fair Oscar Party hosted by Radhika Jones at Wallis Annenberg Center for the Performing Arts on February 09, 2020 in Beverly Hills, California. (Photo by Matt Winkelmeyer/VF20/WireImage)

本作の製作総指揮を務めるのはヒットメイカーのライアン・マーフィー。ライアンといえば2018年にNetflixと5年間に渡る契約を300億円超で結んだことも大きな話題を呼んだ。Netflixで見る事が出来る彼の作品には『アメリカン・ホラー・ストーリー』(AHS)や『ハリウッド』、『ザ・ポリティシャン』などがある。本作にはAHSにも出演しているエヴァン・ピーターズやケイト・マーラといった俳優も出演しているのでライアン作品ファンはもれなく楽しめるといっても過言ではない。

本作は自身もゲイを公表しているライアンの意向で、歴代最も多いトランス俳優を起用した作品。1990年に公開されたボールカルチャーにフォーカスしたドキュメンタリー『パリ、夜は眠らない。』で監督を務めたジェニー・リビングストンがプロデューサーのひとりに名を連ねている。

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PASADENA, CA - JANUARY 05: (L-R, Back Row) Actors Indya Moore, Evan Peters, Kate Mara, James Van der Beek, Ryan Jamaal Swain, executive producer Brad Simpson and executive producer Nina Jacobson, (l-r, front row) producer/writer Janet Mock, co-creator/executive producer/writer Brad Falchuk, co-creator/showrunner/executive producer/writer/director Ryan Murphy, co-creator/executive producer/writer Steven Canals and actors MJ Rodriguez and Dominique Jackson of the television show POSE speak onstage during the FOX/FX Networks portion of the 2018 Winter Television Critics Association Press Tour at The Langham Huntington, Pasadena on January 5, 2018 in Pasadena, California. (Photo by Frederick M. Brown/Getty Images)

本作の舞台となるボールカルチャーをご存じだろうか。ボールカルチャーとはニューヨークで誕生したアンダーグラウンドのサブカルチャー。ドラッグボールカルチャー、ハウスボールルームコミュニティ、または単にボールと呼ばれる。LGBTQの人たちが、テーマに沿ったファッションやヴォーギングと呼ばれるダンスの技を競い合うコンテストのこと。主に黒人や南米系のLGBTQの人々が集う場所として知られている。

ハウスとはボールで競うグループのことで、マザーとはその一家長。子供に当るメンバーを選び世話をし、文字通り家族のような絆を築いていく。

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WEST HOLLYWOOD, CA - AUGUST 02: Mj Rodriguez attends the FOX Summer TCA 2018 All-Star Party at Soho House on August 2, 2018 in West Hollywood, California. (Photo by Frazer Harrison/Getty Images)

自らのハウス「ハウス・オブ・エヴァンジェリスタ」を開くことを決意したマザー、ブランカを演じるのはMJ・ロドリゲス。トランスアクターである彼女は映画やTVシリーズの他に、舞台「Runaways(原題)」、「レント」などでも活躍している。

「ハウス・オブ・エヴァンジェリスタ」のメンバーで妻子持ちのスタンに恋してしまう娼婦だったエンジェルを演じるのは、トランスアクターのインディア・ムーア。クリスチャン・ディオールやグッチなどのモデルを務めたこともある。
ダンサーになることを夢見るゲイのデイモン・リチャーズを演じるのはライアン・ジャマール・スウェイン。俳優の他にも、歌手やダンサー、脚本家や小説家としても活動している若手俳優だ。

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LOS ANGELES, CALIFORNIA - JANUARY 26: Billy Porter gets ready for The 62nd Annual GRAMMY Awards styled by Sam Ratelle, wearing BAJA EAST and custom hat by Sarah Sokol Millinery on January 26, 2020 in Los Angeles, California. (Photo by Santiago Felipe/Getty Images)

このほかにも、個性豊かな魅力的なキャラクターとキャストが数多く登場するが、中でも特筆すべきはプレイ・テルを演じるビリー・ポーター。1997年に歌手としてキャリアデビューを果たすとおよそ15年後にミュージカル「キンキーブーツ」でトニー賞最優秀ミュージカル主演男優賞を受賞。昨年開催された第91回アカデミー賞授賞式でのドレスとタキシードを融合した目を引く衣裳で印象に残っている方も多いのでは?
ビリーは作中でボールの世界に生きる若者たちの父親的存在という役どころを好演。エミー賞では主演男優賞を受賞している。今後もその一挙手一投足に世界が注目するに違いないビリーの演技をぜひ。

このほかにもNetflixを代表するTVシリーズ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」やアカデミー賞受賞女優オクタヴィア・スペンサー主演リミテッド・シリーズ「セルフメイドウーマン ~マダム・C.J.ウォーカーの場合~」などご紹介したい作品はまだまだ。ぜひ<part2>をお待ちいただきたい。

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