アメリカの郵便配達員が郵便物をゴミ箱に捨てる瞬間を激写!

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 少し前までは郵便事故という言葉も今より頻繁に聞いた気がする。特に郵便局がお歳暮や年賀状にオールインする年末年始は、多発していた記憶がある。

 配達ミスも本来あってはならないことだが、人間のやることだからなかなかゼロにはならないのも現実だ。

 しかしである。時には故意に配達員が、郵便物を捨ててしまうという事件が起こることも。

 アメリカのテネシー州ナッシュビルでは、郵便局員が配達しなければいけない郵便物をまとめてゴミ箱に捨てる様子がTikTokで拡散され、視聴者の間に衝撃が走っているようだ。

配達員が郵便物をゴミ箱に廃棄している様子が動画に

 テネシー州アンティオキアに在住のミセス・デントン(@mrscandyladyy21)というTikTokユーザーが、8月3日に撮影したという1本の動画を投稿した。

 どうやら家の窓から隠し撮りしたと思われる映像には、「連邦犯罪が目の前で起こっている!」というテロップが重ねられていた。

 動画に映っているのは、郵便配達員と思われる男性が、USPS(アメリカ合衆国郵便公社)のロゴの入ったバンからケースに入った郵便物を運び出しては、ゴミ箱に捨てている様子だった。

 男性は水色のポロシャツに青い半ズボンという、USPSの配達員のユニフォームを着ているように見える。

 彼は周囲を気にする素振りを見せながら、何度も何度もバンとゴミ箱を往復し、積んである郵便物をすべてゴミ箱に投げ捨てたようだ。

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ミセス・デントンは撮影しながらこう語っている。

この郵便配達人は、ゴミ箱に人の郵便物を捨てています。これは作り話ではありません。彼は郵便物を捨てているんです。

郵便物を…ゴミ箱に!

人は郵便で小切手や請求書も送るのに…。彼は手前の2つ、そして今奥にあったケースを空にしています。

これは違法でしょう? 郵便物を処分するために、みんながこんなことをしているなんて言わないで!

 途中で彼女の家族だろうか、外に出て撮影したらどうかと促す声がしたが、ミセス・デントンはあまり乗り気ではなかったようだ。

撮影しているのを相手に知られたくないわ。それよりも匿名でこの動画を送って警告する方がいいと思うの。

ほら、彼は誰も見ていないか、確認し続けている。私が見ているわよ! 信じられない……

 この動画が撮影されたのは、朝の7:15頃だったそうだ。おそらくこの配達員は、この日1日かけて配達するはずだった郵便物を、すべてゴミ箱に捨ててしまったのかもしれない。

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ネットユーザーからは怒りのコメントが殺到

 この映像を見た視聴者からは、怒りに満ちたコメントが多く寄せられている。

・なんてことだ。信じられない!

・自分はUSPSで働いていたけど、研修中にこんなことをしたら刑務所行きだってしつこく警告されたよ

・医薬品や大学の願書、裁判所の書類があったらどうするんだ

・処方箋を郵便で受け取っている高齢者だっているのに……

・ゴミの回収に来る前に、ゴミ箱の所有者に連絡してくれ

・ゴミ箱の郵便物を回収してくれよ
 →他人の郵便物に触れるのは違法だよ。彼女が刑務所に入れられてしまう

・うちには1年以上郵便物が届いていないんだけど、こういうことなのかな

・頼むから通報してくれ

 ミセス・デントンが撮影した動画はこちらである。

[動画を見る]

犯人は特定され、重い刑が科せられる可能性も

 請求書や小切手が届かなければ、非常に困る人もいるだろう。

中にはこの郵便が届かなかったせいで、無用なトラブルに巻き込まれる可能性もある。

 また、誰かのプライベートな、そしてとても大切な手紙もあったかもしれない。二度と読むことのできない、取り返しのつかない郵便物だったかもしれないんだ。

 日本でもまだ年賀状が一大イベントだった時代には、正月になると年賀状の束がまとめて捨てられていたなんてニュースもあったよね。

 ミセス・デントンによると、彼女はこの動画を地元の郵便局長に送り、捨てられた郵便物はすべて無事に確保されたとのこと。郵便物を捨てた配達員も特定され、現在停職の上、事実関係の調査が行われているという。

 米国の郵便法によると、他人の郵便物を廃棄した場合、最高5年の懲役か、最大25万ドルの罰金、あるいはその両方が科せられる可能性があるそうだ。

※追記(2024/08/29)動画の誤りを訂正して再送します。

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