
ゴールデンレトリバーと言えば社交的でコミュ力の高い個体が多いことで知られているが、中でもトーフは最上級かもしれない。
とにかく人間が大好きで、近くにいる人すべてがウェルカム。
お兄さんはお仕事中だし、ここは15階。一緒に遊ぶことができなくて残念そうだ。
誰とでも仲良くなりたい、人間大好きゴールデン
アメリカでレベッカさんが飼っているゴールデンレトリバーのオス、トーフ(TOFU)は、とにかく人間が大好きだ。
みんなの注目を集めかまってもらうことが生きがいで、人見知り度数はゼロ。尻尾をビュンビュンと振り回し、友達をたくさんつくるのが生きがいだ。
彼にとって目に入る人間はすべて「おともだち」対象だ。それは窓拭きの作業員であっても例外ではない。
マンションの15階に住んでいたトーフは、作業員の姿が見えると、お気に入りのおもちゃをくわえて、作業員に差し出す。
作業員は仕事中なので、トーフの存在に気がついても遊んであげることはできないし、窓を開けることもできない。
トーフは「プレゼントをあげたいのに、どうして受け取らないんだろう?」とばかりに、作業員のいる方向まで追いかけてきて、またおもちゃを差し出す。
そんなトーフはレベッカさんと一緒にガソリンスタンドに行くのが好きだ。
その後レベッカさんは引っ越しをした。トーフにとってはまた新しい友達を増やすチャンスだ。
トーフはリビングのある2階の窓から外を眺め、人の気配をチェックするのが日課となった。
窓の外に誰かがいると、大急ぎでおもちゃボックスに走り、おもちゃを加えて差し出そうとする。
だがその場所からではトーフの存在に気が付いてもらえないことも多い。
トーフは人の気配にきがつくやいなや、おもちゃが見つからないときは近くにあるスリッパをくわえて、窓際から差し出そうとする。
残念、また気が付いてもらえなかったね。
それでも近所を散歩するようになり、新しい人間の友達もたくさんできたという。トーフは人間を色眼鏡で分けたりしない。それが人間ならば誰とでも友達になりたいのだ。
私が近所にいたら、いつだって会いにいくのになー。