2025年1月14日、今年初の満月が火星と共演!月にも初詣して新年に祈願しよう!

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 2025年初となる、カラパイア満月速報の時間だよ。1月14日(火)に、新年最初の満月がやってくる。

さらに2年ぶりに地球に接近している赤い惑星「火星」が満月と共に我々を出迎えてくれる。こいつは幸先がよさそうだ。

 月と火星、二つの天体が織りなす幻想的な光景を見ながら、夜空に向かって初詣感覚で「月詣」をしてみよう。この特別な夜空の輝きが、新しい一年の希望を照らしてくれるはずだ。

1月の満月はウルフムーン

 1月の満月は、アメリカの先住民の間で「ウルフムーン」と呼ばれていた。冬の寒い時期、オオカミが遠吠えをする姿がよく見られたことから、この名前がつけられたと言われている。

 だが、悲しいことにかつてはアメリカ全土に広く分布していたオオカミは、1920年代までに過剰な狩猟や駆除政策によって多くの地域で絶滅寸前に追い込まれた。イエローストーン国立公園では1926年に完全にその姿を消してしまった。

 そのせいで自然の生態系が壊れてしまったのは言うまでもない。

 1990年代後半、カナダからオオカミへの再導入プロジェクトが開始されたことで、再び個体数は徐々に回復、オオカミは捕食者としての役割を取り戻し、生態系のバランスも見事に回復していった。

 その事実を思うと、「ウルフムーン」という満月の名前には、オオカミが担ってきた自然界での役割と、その再生の物語が宿っているように感じる。だからこそ、この1月の満月をあえて「ウルフムーン」と呼びたい。

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火星が地球に接近、満月との共演!

 2025年の満月は、さらに特別なものになる。1月12日に地球に最接近した火星が満月と共演するのだ。

 火星はこの時期、赤く鮮やかな光を放ち、1月13日夜から15日朝にかけて満月のすぐそばで輝く。

 この動きは肉眼でも確認でき、月と火星がどのように位置関係を変えていくかをじっくり観察するのも面白い。特に14日夜は、満月の明るさと火星の赤い光のコントラストが楽しめる絶好のタイミングだ。

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満月の見方、楽しみ方

 満月、そして火星との共演が見られるかどうかは、その日の天気にかかっている。こればっかりはどうしようもないが、太陽が沈んだら、まめに空をチェックしよう。雲の隙間からでも見ることができるかもしれない。

満月の最大:1月14日(火)午前7時27分頃
鑑賞に適した日時:1月13日の日没後、1月14日の日没後

 日没後、月は北東の空から上がってくる。夜にかけて南へと移動し、翌朝には北西に沈んでいくので、スマホのコンパス機能を使って、月の位置を確認しよう。

 また、月が南の方角にあるときは、空の高い位置にあるので、上の方を探そう。

 冬の澄んだ夜空だからこそ、天体観測の魅力を存分に堪能してほしい。

 地域ごとの月の出入り時刻を調べたい場合は、以下のサイトで確認してみよう。

月の出月の入り(日本地名選択) – 高精度計算サイト[https://keisan.casio.jp/exec/system/1236679789]

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かに座で起きる満月の開運ポイント

2025年1月の満月はかに座で起きる。かに座は「家族の絆」や「感情」を司る星座とされており、特に家庭や人間関係において幸運をもたらすとされている。

 この満月のタイミングで身近な人たちとの絆を深める時間を持つのがおすすめだ。

 また、新年の抱負を思い描きながら月に願いをかけることで、より自分の目標が明確になり、月、そして火星のそれを達成するためのパワーを分けてくれるかもしれない。

私はピクミンブルームをやるようになって、毎日の夜の散歩が日課となっているのだが、月が日々形をかえながら地球を照らしていてくれる姿を見るのも楽しみの1つになったんだ。

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