「ドーナツが欲しい」幼児からの驚きの緊急通報に警察官が出動!
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 アメリカ、オクラホマ州の緊急通報受付センターに驚きの電話がかかってきた。電話の主はまだ幼い男の子。

何かよからぬことが起きているのかと、オペレーターがやさしく話しかけると「ドーナツが欲しい」と言い出したのだ。

 誰かを人質にドーナツを要求しているのか?それとも男の子が誘拐され、強制的に言わされているのか?唐突な要求によりセンター内に緊張が走った…なんてことはなかった。

 男の子が古い携帯電話で遊んでいたら、まだ通話できる状態で、たまたま緊急センターとつながってしまったのだ。

 だがこの後、男の子にはうれしいサプライズがまっていた。

緊急通報受付に幼児からまさかの要求「ドーナツが欲しい」

 ある日、オクラホマ州ムーアの911緊急通報受付センターに一本の電話が入った。「どうしましたか?緊急事態ですか?」とオペレーターが尋ねると、受話器の向こうから聞こえてきたのは、小さな男の子の子の声だった。

 男の子は最初、電話の向こう側で興奮しながら何かを話している。そして「ドーナツが欲しいの」と要求した。

 オペレーターは冷静に対応し、「ドーナツね、私もドーナツが好きよ」と答え、「どんなドーナツが好きなの?」と尋ねる。

 「ブルーベリードーナツが欲しいのね?」とオペレーターが聞き返すと男の子はふざけながら「エマージェンシードーナツ!(緊急ドーナツ!)」と叫ぶ。

 オペレーターは何とか母親と話そうと試みたが、男の子は「ドーナツ!」と繰り返すばかりだった。

 実はこの子、家でバッテリーが残っていた古い携帯電話で遊んでいたようで、誤って911に発信したのだ。

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男の子の要求に応じた警察は、翌日ドーナツを届ける

 ただのいたずら電話であることにほっとしたムーア警察署の警察官たちだが、そこで話は終わらなかった。

 翌日、男の子の要求に応じ、実際にドーナツを持って家を訪れたのだ。

 「君がドーナツが欲しいといってたから、持ってきたよ!」と警察官がドーナツの箱を開けると男の子は大喜び。

 届けられたドーナツの中には、男の子が好きだと言っていたブルーベリー味もしっかり含まれていた。

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古い携帯電話でも緊急通報は可能

 今回の事件を通じて、警察は「古い携帯電話でも緊急通報が可能である」と改めて注意を促した。

 今回、幼児が使っていたのはインターネット接続されていない古いタイプの携帯電話だったが、バッテリーが入っていれば緊急通報はできるのだ。

 警察は、「子どもに緊急通報の重要性を教え、遊びで電話をかけないように指導することが大切だ」とし、「子どもが誤って通報しないよう、古い携帯電話のバッテリーを取り外すことが望ましい」と、今回の事案を受けて助言している。

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 結果として、男の子の無邪気な通報は、警察官の包容力溢れる対応によって、心温まるエピソードとなった。

 おそらく今回訪問した警官たちが、男の子に緊急通報の大切さを伝え、両親には携帯電話で遊ばせないよう指導したことだろう。本来必要な緊急事態の時に困ったことになってしまうからね。

 もしこの通報が大人からのものだったら、刑法上の罪にあたるので、大きなお友達は絶対にマネしないようにね。

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