この家なら安全だ。オスの野良猫が運んできたのは赤ちゃん猫!自らお世話しはじめる
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 ある日突然、家の中で生まれたばかりの赤ちゃん猫を発見。コウノトリが運んできたのだろうか?いやそうじゃない。

 アメリカ、マサチューセッツ州に住むエリザベス・エゲランドさんの家には、レッドと名付けたオスの野良猫が頻繁にやってくる。

 彼女は餌や水を与え、自由に家の中で過ごさせていた。そのレッドが、赤ちゃん猫を口にくわえて、家の中に招き入れていたのだ。

 しかも運び込んだ直後に嵐がこの地域を襲った。絶妙なタイミングで子猫を安全な場所に避難させたようだ。その後赤ちゃんは、レッドとエゲランドさんが一緒にお世話をし、元気に成長したという。

赤ちゃん猫が突然家の中に?運んできたのはオス猫だった

 ある日の中、エリザベス・エゲランドさんは自宅で白い赤ちゃん猫を発見する。子猫がどこからやってきたのかまったく見当がつかなかった。ひとりで迷い込むにしては小さすぎるのだ。

 そこで、地下室に設置していた防犯カメラを確認して手がかりを探した。

 するとその映像には、茶トラ柄の猫が口に子猫をくわえながら地下室の窓から入ってくる姿が映っていた。

 この猫は、以前からエゲランドさんの家に頻繁にやってくるオスの野良猫だ。

 エゲランドさんさんはレッドと名付け、餌や水を用意してやり、自由に出入りさせており、冬の寒い間はずっと家の中で過ごしていたという。

 そのオス猫が、赤ちゃん猫を口にくわえ、窓から家の中に運び込んだのだ。

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子猫を家に運び込んだ直後、大嵐がやってくる

 この子猫はどこの子?レッドが誘拐してきたのでは?心配になったエゲランドさんは、その子猫がどこからきたのかを突き止めようと、近所の住民たちにかたっぱしから連絡を取った。

 しかし、誰も子猫に心当たりがないという。レッドがどこでこの子猫を見つけのは今も謎のままである。

 ただひとつ確かなのは、レッドが子猫をエゲランドさんの家の中に運び込んだタイミングが絶妙だったということだ。

 というのも、子猫が運び込まれた直後に、大きな嵐が地域を襲ったのだ。

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レッドと一緒に子猫のお世話を続けることに

 エゲランドさんは、レッドが子猫を家に連れてきてから、愛情を込めて世話を続けている。

 白くてふわふわの毛並みにちなんで、彼女は子猫に「フラッファーナッター(Fluffernutter)」とニックネームをつけた。

 フラッファーナッターを家に連れてきた後、レッドは頻繁にエゲランドさんの家を訪れ、子猫の様子を見守っている。

 エゲランドさんが哺乳瓶で授乳している間も、レッドはそばに座って見守ってくれているのだそうだ。

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 エゲランドさんにとって、オスのレッドがこれほど積極的に子猫の世話をしている姿は驚きだった。

 赤ちゃんはレッドからお乳を吸おうとすることもあるが、レッドは自由に吸わせてあげているという。ミルクは出ないんだけどもね。

 「レッドはフラッファーナッターをなめて毛づくろいし、ちゃんと見守ってくれるんです。本当に可愛い光景で、オス猫がこんなふうに子育てを手伝うなんて、私は今まで見たことがありません」とエゲランドさんは話す。

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 レッドとエゲランドさんの献身的なお世話により、フラッファーナッターは健康に育ち、今では家中のあらゆるものによじ登ろうとするほど元気いっぱいになった。

 ただし、エゲランドさんと彼女の夫はすでに複数のペットを飼っているため、フラッファーナッターは、夫の妹さんに引き取られる予定だという。

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 エゲランドさんは、レッドが赤ちゃん猫を運び入れた瞬間の防犯カメラ映像をダウンロードし、永久保存版にしたそうだ。

 何度も見返しては、レッドが嵐から赤ちゃんを救ったあの瞬間を見て、励まされたり心を和ませたりしているという。

 「この映像が残っていて本当にうれしい」と、エゲランドさんは話している。

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