カリフォルニアで地震発生!その時留守番をしていた犬と猫は?

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 2025年5月、カリフォルニア州アルパインでマグニチュード5.2の地震が発生した。

 その瞬間の映像を、家に設置されていたRing社のスマート監視カメラが記録していた。

 そこには留守番をしていた4匹の犬と4匹の猫たちの様子がはっきりと記録されていた。果たして彼らはどのような行動をとったのだろう?

留守番中のペットたちを地震が襲う

 2025年5月1日午前10時8分頃の地震発生当時、この家の人間たちは家を空けていた。

 マイキー、ビンディ、モカ・ラテ、レーダーという名前の愛犬たち4匹と、オーティス、サンプソン、ブラッキー、ピカディージョという名の愛猫4匹が留守番をしていたのだという。

 まずは監視カメラの映像を見てみよう。

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 この家に住むトレーシーさんは、当時の状況について次のように語っている。

私はプエルト・バヤルタ(メキシコのリゾート)にいる父を訪ねていたのですが、突然Ringと地震アプリから通知が届いたんです。

仕事に出ていた夫も警報を受け取って、動画を送ってくれました

 夫婦は当初、映像の中で聞こえてきた轟音を、アルパインでは珍しくない低空飛行をしている軍用機の音だと思ったそうだ。

 だが動画が続くうちに何かが衝突するような音がはっきりと聞こえ、より深刻な事態が起こっていることが明らかになった。

以前にも地震を感じたことはありましたが、こんなに激しくて騒々しい揺れは初めてでした

 地震が起こった瞬間、リビングルームを歩いていた猫が突然動きを止める。その途端、カメラが揺れ始め、同時にガタガタと家具などが大きな音をたてはじめる。

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 部屋の奥から犬たちも飛び出してきて来るが、その途端、何かが倒れたような音が響き渡り、ペットたちはパニック。

 物陰に隠れる子もいれば、2階へと駆け上がっていく子もいる。

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 揺れはそう長くは続かず、ペットたちは自身が収まるとともに落ち着きを取り戻して行ったようだ。

マグニチュードは5.2だった模様

 マグニチュード5.2と聞くと、我々日本人は「その程度?」とあまり深刻に受け止めないかもしれない。

 2023年5月11日の早朝、千葉県で起きた地震がちょうどマグニチュード5.2だったのだが、その時木更津市の震度はなんと5強で、かなり強い揺れを感じたという。

 今回のアルパインでの震度がどのくらいかは、日本とはシステムが違うのでわからないが、音から察するにかなりの揺れだったことは想像に難くない。

 カリフォルニアも地震の多い土地だから、このくらいの揺れには馴れているのかもしれないけれど、飼い主がいない中、留守番をしていたペットたちは、突然の揺れと轟音できっと怖い思いをしただろうね。

 下の動画は2024年4月5日、ニュージャージー州で起こったマグニチュード4.8の地震の際に撮影されたもの。

 動画の後半、大きな物音と揺れに驚いた犬が、ベッドから飛び出してくる様子がとらえられている。

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 こちらも同じ日の地震の様子。テーブルの上に乗った犬は、ショックを受けて呆然としているようだ。

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 そしてこちらはかなり話題になった、日本の猫カフェ・キャッチ―さんの、直前に地震を察知する猫たちの映像だ。2018年6月18日、撮影場所の和歌山市では、これでも震度3だったという。

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 地震慣れしていると言われる日本人だが、やっぱり大きな地震は怖い。

 これを機に今一度ペットを含めた自宅の地震対策を見直したり、非常食の賞味期限を確かめたりしてみるのもいいんじゃないかと思うよ。

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