
最近シベリアで見つかった3つの穴は(関連記事)は、学者たちを困惑させ、陰謀説を語る人々を喜ばせ、それ以外の人々には足もと注意を意識させるきっかけを与えた。
海の中や砂の中、国をあげて掘ったものもあればジャングルに隠れていた穴もある。どうやら地球の表面は思った以上に穴だらけみたいだ。
■ 10.シベリアの3つの穴/ロシア・シベリア
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最近シベリアで発見された3つの穴。1つ目は直径およそ50mから100mと見積もられていて、穴底に湖があることが判明している。2つ目は1つ目の穴から何百キロも離れたところにあり、直径は15mほどしかない。そして3つ目はトナカイを放牧していた人々が偶然発見した穴で、形は円錐状で直径は約4m、深さは60mから100mほどだという。
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それぞれの穴の入り口周辺には土砂や石の破片の輪があることから、この3つの穴は地中から外部に向かう爆発によって形成されたと考えられており、そこからいくつかの仮説がたてられている。
中にはその地域に拡大するガス産業関係だ、という意見もあったが、それらの穴はガスの供給ラインからはるかに遠いため、即座に却下された。そして暴走ミサイル説や、子供のイタズラ、そしてやっぱり地球外生命体にまつわる説など様々な憶測が次々と浮上している。しかし本当の原因は多少奇妙であってもなんとか地球の中で説明がつくもののように思える。
まだ科学的には立証されていないがつじつまの合う説の一つに、これは崩落ではなく永久凍土が解けたせいでできた穴だというものがある。そしてその穴に充満した天然ガスの圧力が非常に高くなり、土砂や石の破片が地下に落下せず空中に噴き出したというのだ。