無人島で猫と共に16年間暮らした男、トム・ニールの物語

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クック諸島 スワロー環礁

 1945年、時は第二次大戦中の最中である。、輸送船が駐留していたニュージーランドの沿岸監視員に荷物を運ぶ為スワロー島の近くを通るというので、ニールは交渉してその船に乗せてもらった。

 スワロー島のやさしく風にそよぐヤシの木、誰にも踏み荒らされていない砂、心和む透き通るようなブルーの水を目の当たりにして、さらに魅せられたニールは、ここに住まなければならないと改めて思った。

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無人島に住むことを決意。連れていったのは親子の猫

 長年住むことを想定して、ニールは食糧など必需品を備蓄し始めた。クック諸島のラロトンガ島で、小麦、砂糖、灯油、コーヒー豆など、あらゆるものを買い占めて、店のオーナーを当惑させた。ニールの壮大な計画を聞きつけた村人たちが、さまざまな物資を提供し、中には一緒についていきたいという女性も何人かいた。しかし、ニールはこの申し出を丁寧に断って、人間でない同行者を選んだ。ミセス・シーバリーとミスター・トムトムいう名前の親子のネコだ。

 食糧の缶詰と道具、種、さまざまなペーパーバック(本)を持って、ニールは6日間の航海の末、スワロー島にたどり着いた。島にはまったくひと気がなかったが、第二次大戦中の沿岸監視員が使っていた水のタンクつきの小屋が残されていて、それがニールの家になった。

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 ニールの島での魅力的な生活は、彼のAn Island to Oneself(島をひとりじめ)に詳しく記されている。昼は小屋を建て直し、掃除をし、庭の手入れをする。夕方は浜辺に置いた木の箱に座って、夕日を眺めながらお茶を飲む。嫌なこともあった。庭を荒らすブタを6頭殺さなくてはならなかったのだ。これはニールにとってとても辛いことだった。殺したときの叫び声に心底憂鬱になったと書いている。殺したブタは食べずに埋葬した。

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