数世紀前から存在していた、自分はガラスでできていると信じ込み、割れてしまうことを極端に恐れる精神障害「ガラス妄想」

 ラメイジンは1830年以降の患者の記録を調べあげた。エジンバラの精神病院の歴史文書にある1883年の講義では、300人の女性患者の症状をとりあげている。そのうちのひとりは自分の足がガラスでできていると信じていたという。

 1880年代の別の例は、セルバンテスの『ガラスの学士』の脚注に出てくる。パリの精神病院で当時あったケースについてふれているが、それ以上の詳細はわからない。

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 ラメイジンはこの現象について講義を行ったり、論文を書いているが、仲間の精神科医が自分のオランダの病院の1930年代にさかのぼる文書の中で、あるケースを発見した。精神病院に入院したその女性は、自分の足と背中がガラスでできていると思い込んでいて、人と接触すると壊れてしまうと怖れ、看護婦も近づくことができなかったという。

 女性は治療を受けて回復したようだ。また別の医者が、1964年からの違う病院のケースを、ラメイジンのところに持ち込んだ。その一方で、ある若者がライデンの大学病院に現れて、自分はガラスでできていると主張した。ラメイジンは、長期に渡ってガラス妄想の症状を示している、現代の生の患者と話すチャンスを逃すまいとした。

患者からのヒアリング

 ラメイジンはこの若者と数時間に渡って会見した。話を歪めないように、壊れやすいとか、透明といった言葉は出さずに、自分がガラスであるということはどういう感じなのかを訊ねた。若者は最初は渋っていたが、そのうち口を開き始めた。

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