気象を操る。人類が天候をコントロールした10の歴史

 8日間で四つの台風に対して実施し、半数で風速が10~30パーセント低下したが、半数では変化がなかった。変化がないケースでは、当初は実施手法に問題があったことが原因とされた。

 しかし後の研究では、台風にはクラウドシーディングが効力を発揮するために必要な過冷却された水がほとんど含まれていなかったことが示唆された。

 さらにこうした台風では、放っておいてもシーディングが実施されたときと同じようなプロセスが発生することも明らかとなる。こうして成功事例とされた半数も自然な現象であったと結論された。最後の実験は1971年のことで、1983年にプロジェクト・ストームフューリーは正式に中止された。成果が得られなかったとはいえ、台風の仕組みの理解や進路の予測には貢献した。

■ 5. 雷の頻度を減らす プロジェクト・スカイファイア

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 地球上ではどの瞬間でも1,800もの雷雨が生じている。こうした雷雨によって20分毎に60,000回の落雷が生じる。そのどれかで火災が発生したとしても驚くにはあたらないだろう。

 アメリカでは毎夏9,000回の森林火災や草原火災が起きている。1955年に米農森林局によって開始されたプロジェクト・スカイファイアは、雷雨の発生過程を理解し、雷の頻度を減らすことを目的としていた。

 プロジェクトが始まってからの数年はデータの収集が行われ、落雷を減らすために高濃度のヨウ化銀の使用も始まった。コントロールされた実験ができないために、その結果の定量化は困難である。それでも初期実験は多少なりとも成功したように思われた。

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