気象を操る。人類が天候をコントロールした10の歴史

 1960年と1961年、ドライアイスやヨウ化銀の代わりに無数の小さな金属のピンを使用し雷抑制を実施。これは各先端に反対の電荷を帯びさせた金属箔であり、現在では敵ミサイルやレーダーを撹乱するために利用されるものだ。

■ 4. オペレーション・ポパイ ― ベトナム戦争洪水大作戦

[画像を見る]

 クラウド・シーディングはある時点から軍事利用も念頭に置かれるようになる。ベトナム戦争で実行されたオペレーション・ポパイの目的は、雨季に北ベトナムと南ベトナムの道路で洪水を起こし、分断することだった。特にベトコンの物流の要であったホーチミン・ルートが標的とされた。

 1966~1972年にかけて2,600回の飛行が実施され、47,000ユニットのクラウドシーディング剤が投下された。実際に効いたのかどうかは議論されるところだが、雨季を30~45日伸ばすことに成功されたと言われている。

[動画を見る]
Operation Popeye - Weather Warfare in Vietnam

 作戦ではジャングル上空を定期的に飛行し、枯葉剤とともにクラウドシーディグ剤が散布された。しかし1971年にジャック・アンダーソンという人物がワシントンポスト紙上で暴露したことで公にも知られるようになる。

 1972年、米国防長官メルビン・レアードはかかる天候改変技術の使用はないと議会で証言。その2年後にレアードの私信がリークされ、証言が嘘であったことが明らかとなる。この一件が1976年の環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約の締結につながった。

あわせて読みたい

カラパイアの記事をもっと見る 2017年1月2日のびっくり記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

びっくりニュースアクセスランキング

びっくりランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界のびっくり事件や仰天する出来事などついつい気になる情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。