腸内細菌がうつ状態を改善させる。乳酸菌がうつに効果があることがマウス実験で明らかに(米研究)

腸内細菌がうつ状態を改善させる。乳酸菌がうつに効果があることがマウス実験で明らかに(米研究)


 うつ病治療の未来は乳製品のパッケージの中にあるのかもしれない。『ネイチャー・サイエンティフィックレポート(Nature Scientific Reports)』に掲載された研究によると、ヨーグルトの中にいる善玉菌は、マウスのうつ病のような症状を治療する上で有効であったそうだ。

 数十年以上前から、脳と体内外に潜む細菌との関連について調査が進められ、小さな微生物に仰天のパワーがあることは知られていた。

 こうした研究からは、腸内細菌叢(さいきんそう)のバランスが崩れると神経系の機能に影響することや、バランスが崩れている人は不安症やうつ病になりやすい可能性などが示唆されていた。

【マウスの絶望行動で検証】

 この仮説を検証するために、米バージニア大学の研究者は、神経系とストレスの関係から調べることにした。ストレスはうつ病の発症リスクを増大させる。また神経系の機能に影響を与え、同時に影響を受けている。

 マウスを使った実験では、過密状態のケージに入れたり、ストロボライトを浴びせたり、騒音を聞かせたりといった具合に、動物をいく種類もの高ストレス環境に晒した。

 予想通り、マウスへの負担は大きく、やがて研究チームが”絶望行動”と呼ぶ行動を示すようになった。

【ストレスで腸内の乳酸菌の量が大きく変化】

 実験の前後では、マウスの糞を遺伝子解析にかけて、腸内細菌の種類や量を調査していた。この結果、ストレスによって、ヨーグルトに含まれるいわゆる”善玉菌”と呼ばれる乳酸菌(ラクトバチルス)の量が大きく減少していることが判明した。...続きを読む

あわせて読みたい

カラパイアの記事をもっと見る 2017年3月19日のびっくり記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

新着トピックス

びっくりニュースアクセスランキング

びっくりランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

おもしろの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界のびっくり事件や仰天する出来事などついつい気になる情報をお届け中。