人類の火星到達が遠のいた感。火星で危険な化学物質が発見される(英研究)

人類の火星到達が遠のいた感。火星で危険な化学物質が発見される(英研究)


 スコットランド・エディンバラ大学の研究チームが、火星の土壌に存在する酸化体、酸化鉄、紫外線エネルギー、過塩素酸塩という化学物質の組み合わせを調査したところ、地球起源の生体細胞には非常に有害である可能性が濃厚だと判明した。

 過塩素酸塩が酸化鉄と過酸化水素と混ざると、細胞に対する毒性が10倍にも高まった"毒薬カクテル”が出来上がる。これが将来的な火星関連ミッションを断念せざるを得ないような状況にしてしまうかもしれない。


 宇宙の専門家たちは、いつの日か赤い惑星を植民地にすることを夢見て、その最初の一歩として火星への有人飛行を実現すべく努力を続けている。だが、火星が人体に有害なバクテリアによって覆われていることが判明したとしたら、そうした努力も無駄になってしまうかもしれない。

 ハーバート・ジョージ・ウェルズの『宇宙戦争 』では、地球に襲来した異星人が人間には無害な細菌によって死に絶える姿が描かれていた。まさにこのストーリーを彷彿とさせる発見である。

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人類は火星の有害物質を克服できるのか?】

 『Scientific Reports』に掲載された論文は、「火星の表面は栄養細胞に致命的で、地表と表面付近の大部分を居住に適さないものにしている」と論じている。

 エディンバラ大学のジェニファー・ウォズワース(Jennifer Wadsworth)氏は、「私たちの発見は、火星が宇宙ミッションに起因するバクテリアなどの物質で汚染されている可能性があることを示唆しています。火星ミッションの計画を練るにあたって、このことを考慮に入れるべきでしょう」とコメントする。

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