
軍用デバイスとして恐れられる一方、空撮により見事な景色を提供するドローンがまた新たな一面を見せている。
昨年、オーストラリアのニューサウスウェールズ州の海岸で10代の男性2人が沖に流される事件が発生、その画期的な救助シーンが話題になっている。
今回救助に向かったのはなんとドローン。事態に気づかなかったライフセイバーに代わり、救命用の浮袋を持って現場に赴き、痛ましい水難事故を未然に防ぐことに成功した。
出発からわずか70秒で溺死を防いだドローンの見事な手際をご覧いただこう。
[動画を見る]Extraordinary footage shows new 'Little Ripper' drone saving two stranded swimmers
【現場に飛んで自動で膨らむ浮袋を投下】
これは昨年レノックス・ヘッドの海岸で水難救助をしたドローンのカメラがとらえた映像で、今月中旬に公開された。
男性2人は近くの浜で泳いでいるうちに沖に流され、戻れなくなってなっていた。
現場に向かったドローンは、海岸から700mほど沖に漂う2人を発見。海の深さは不明だが、うねりは3mほどだったという
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すぐさま水に落ちると自動的に展開して膨張する浮袋用救命ポッドを投下
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海面に落ち、ポッドから浮袋が展開していく。
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浮袋につかまる2人。これで溺死から免れることができた
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