
ロシアの科学者が、世界で初めて冷凍したカエルの心臓を回復させることに成功した。
ロシアの高等研究基金(advanced research foundation)では、切除した組織や内臓を無期限の間、利用可能な状態に保つ技術の開発を行っているが、世界で初めてマイナス196度で45日間冷凍保管したカエルの心臓を回復させることに成功したという。
同機関のアナトリ・コフトゥン教授によると、カエルのみならず、4度で24時間、低体温保存したラットの心臓を機能的に回復させることにも成功したという。
【冷凍保存技術の革命か?】
これまでの技術では、心臓を保管できるのはせいぜい6時間でしかなかった。
コフトゥン教授によると、移植用の組織や臓器を長期的に冷凍保存することは、リハビリテーション医学において未解決の重要な課題だった。したがって、この成功は同分野における革命となるかもしれない。
冷凍保存した人体バンクの創設につながり、無数の人の命を救えるようになる可能性があるという。
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【解凍後の機能復活が課題だった】
今回の研究の難題は、生きた生物体を低温で保存し、解凍後に機能を回復させねばならないことだった。
「今日までに、生物体のガラス化コンセプトである細胞・組織・内臓モデルを実験的に証明することができました。凍結保護物質の濃度を20~30パーセント減らした状態でも結晶化させずに冷凍することが可能です」とコフトゥン教授。
本当なら凄いことだよ。ロシアのことはいつも眉唾で見ている。ごめんね。