南極の氷の下では頻繁に地震が起きている。南極の地震を観測することでプレート活動を理解しようという試み(米研究)

南極の氷の下では頻繁に地震が起きている。南極の地震を観測することでプレート活動を理解しようという試み(米研究)


 東南極は地球上で最も寒い場所だ。1年を通して氷に覆われており、草木の類はなく、ほんの少し地衣類やコケなどが生えているだけだ。だがそれだけではない。

 しかし新たなる研究論文によると南極大陸には恐ろしい地質学的特徴があるという。この凍てついた土地には地震が起きるのだ――それもたくさん。

【南極では実に頻繁に地震が発生している】

 最近まで、東南極の地質構造とプレート活動はあまり知られていなかった。そこで初めて地震が記録されたのは1982年のことだが、それ以来地震が記録されたのはたったの8度だ。

 この原因については、分厚い氷の重量によって地震活動が抑えられているため、東南極では地震が発生しにくいと考えられた。しかし米ドレクセル大学のアマンダ・ローグ(Amanda Lough)教授によると、その仮説は正しくないという。

 「東南極の地震活動は、ほかの安定した大陸塊に匹敵するレベルです。少なくとも東南極氷床においては、数キロもの厚さを持つ氷床は地震を抑制していません」

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【地震観測網システムで明らかとなる南極の地震活動】

 ローグ教授らは、これまでやられていないことを試みた。結合式地震計を「地震観測網」という規則正しい幾何学的パターンに配置した。

 同地域では初となる地震観測網システムを設置し測定した結果、2009年だけで東南極内陸部で27の内陸地殻内地震が検出された。

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結合式地震計を設置する研究チーム image credit:Drexel University...続きを読む

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