恐竜と鳥をつなぐミッシングリンクはどのようにして発見されたのか?

 こうしたことから、始祖鳥は両グループの中間に位置するように見えたのである。
 
 2つめの化石が見つかったのは1876年のことだが、今日でも始祖鳥は珍しく、これま12体の標本しか発見されていない。しかも、そのうち1つは失われてしまったし、いくつかはカケラでしかない。

【始祖鳥は飛べたのか?】

 150年以上にもおよぶ研究がありながら、始祖鳥について分からないことは数多い。議論の中心的なテーマは「始祖鳥は飛べたのか?」という疑問で、これについてはせいぜい弱々しく羽ばたく程度というコンセンサスがある。

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始祖鳥のイメージ図

【8体目の標本は別種である可能性】

 8体目の標本は、あまり知られていないもので、1990年代初頭にバイエルン付近の石切り場で個人コレクターによって発見された。

 しかしよくいる翼竜のものとみなされ、その後も安価でコレクターの手を転々とした。噂によると、発見者のコレクターは、それが始祖鳥の化石であることを知って、石切り場から身を投げたという。始祖鳥ならば数億円の値段がついたからだ。

 一方、新しい所有者は、罪悪感からだろうか、それを購入したことをひた隠しにしていた。

 そのために、その化石の存在が専門家に知られるようになったのは、バンベルクの自然史博物館でつかのま展示された1996年になってのことだ。ゆえに始祖鳥の化石は”幻影”とあだ名される。

 それから2009年に地質学者のライムント・アルベルシュドルフェル氏が買い取ると、2011年にナッズ氏らに研究用に貸し出される運びとなった。

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