最強の衛生兵はウジ虫なのかもしれない。戦争地帯で負傷した兵士の傷の治療にウジ虫が導入される予定(イギリス・アメリカ・オランダ)

最強の衛生兵はウジ虫なのかもしれない。戦争地帯で負傷した兵士の傷の治療にウジ虫が導入される予定(イギリス・アメリカ・オランダ)


 「衛生兵を呼べ!」、「はい!ウジ部隊、到着しました!」

 そんなやり取りが行われる日が近いのかもしれない。

 イギリス・アメリカ・オランダ政府は、シリアやイエメンのような紛争地帯で、負傷した兵士の傷口を治療するため、医療用ウジに資金援助をする予定だという。

 ハエの幼虫であるウジは、人の死んだ組織を食べる。そのために医療物資が乏しい紛争地帯では、傷の化膿を防ぐ安価かつ簡単な治療法として利用することができるのだ。

【紛争地帯など医療が整っていない地域で使用】

 コンセプト自体は新しいものではない。

 数千年も前から、ウジはオーストラリアのアボリジニたちも傷を消毒するために利用してきた。また、近代の戦争において、傷口に蛆が湧いた方が傷の治癒が早い、ということも経験的に知られている。

 マゴットセラピーはウジに壊死組織を除去してもらう治療法で、医療用ウジは、2004年にアメリカ食品医薬品局によって医療用デバイスとして認可された。

 しかし二次感染で命を落としたり、手足を失ったりすることが多い紛争地帯では、ウジ治療はまだ普及していない。

 英国際開発省はこのプロジェクトにおよそ2700万円相当を投じ、野戦病院など使うウジを安全に繁殖させるための研究所を立ち上げる予定だ。

紛争や人道危機の中を生きる人は、適切に処置すれば簡単に治せるはずの傷で死んでいます。第一次世界大戦の塹壕で使われたシンプルな治療法に対するイノベーションは、すでに人命を救っていますが、もっと多くの人々を救える可能性があります。(ペニー・モーダント国際開発大臣)

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