絶対コラだわ!あまりにもアレに似すぎているとネットをザワつかせた植物の画像。だがリアル度100%だった件


 それは確かに生えているのだが、足の間ではなく草むらの中に生えていた。そしてあまりにも似すぎていた。
人間の男性が所有する息子スティックに。

 最近SNSに出回り話題となっている植物の画像なのだが、あまりの再現度にコラ疑惑どころかコラ断定してしまう人すらいたのだが、実はこれ、加工一切なしのそのまんまの写真だという。

 そのリアルさは私ですらモザイクをかけたくなるレベルだ。でも植物だから、じっと見つめることも可能なわけで、資料的には良い感じなのかもしれない。

 それではご覧いただこう。
 ウツボカズラ属の植物が生えているその現場を。


【正真正銘の食虫植物です】

 コラ疑惑が浮上したことにより、事実検証サイトsnopesでその検証が行われた。

 アメリカ・コネチカット大学のクリントン・モース氏によると、これがウツボカズラ属の植物であることは間違いないそうだ。

間違いなくウツボカズラ属の仲間で、画像も本物だと思います。ウツボカズラ属の植物は、落とし穴式のトラップを発達させます。

それは最初閉じているのですが、成長すると”蓋”が開きます。画像の水差しの部分の蓋は開きかけていますね。
そのせいで余計アレに見えます。
 
 完全に蓋が開いてしまえば、アレっぽさは薄まることだろう。

 水差しや蓋の裏側は滑りやすくなっており、また中には蓋の裏から蜜を分泌するものもある。

 甘い匂いに誘われて近寄ってきた昆虫が、うっかり落ちてしえば、つるりと滑って二度と這い上がれない。

 あとは消化液によって消化されてしまうのを待つばかりだ。

[画像を見る]
ウツボカズラ属のネペンテス・アラタ image credit:florawww.eeb.uconn
この種は受動的な捕虫器で昆虫をとらえ、消化します。
水差しのふちの部分は二重のヒレになっています。そこに蜜腺が備わっており、水差しの開口部に昆虫を誘うんです。

水差し上部はエピクチクラ蝋の層で滑りやすくなっています。誘い込まれた昆虫が急斜面の壁で足を滑らせると、中の液体に落下して一巻の終わりです。

 結論、アレっぽい植物は実在し、それは地面から生えている。もしかしたらサイズ的にも人間のアレに近いのかもしれない。


 え?これってもしかして収斂進化?(んなわけない)

 とりあえずウツボカズラの脅威の捕食力がわかる動画を最後にあげておこう。(昆虫ごっそり出演中)

[動画を見る]
Inside The Stomach Of A Carnivorous Plant. Dissecting a Tropical Nepenthes Pitcher Plant
References:FACT CHECK: Is this Phallic-Looking Object a Real Plant?/ written by hiroching / edited by parumo

記事全文はこちら:絶対コラだわ!あまりにもアレに似すぎているとネットをザワつかせた植物の画像。だがリアル度100%だった件 http://karapaia.com/archives/52272779.html