遺伝子とうつ病に関する新しい研究で、過去1000本分の研究結果はまったくの無駄だった可能性が!?(米研究)

 ところがである、その関係性を示す証拠がこれっぽちも見つからなかったのだ。

 これら18種の遺伝子を取り上げた研究は、うつ病をテーマとするものだけでも1000本以上あった。

 だが、ボーダー氏らの研究が正しいのだとすれば、問題の遺伝子はうつ病とはちっとも関係がないということになる。そんなものに20年という月日と莫大な研究資金が費やされてきたのだ。

【研究者が築き上げた砂上の楼閣】

 これは手痛い。精神科医のスコット・アレクサンダー氏は自身のブログの中で次のように述べている。

ロクでもないと思わずにいられないのは、遺伝子の関与の有無についての議論だけでなく、問題のあるアイデアの上に完全に砂上の楼閣(さじょうのろうかく)を築き上げていたということだ。

 これまでSLC6A4について、それが脳の感情中枢に及ぼす影響、国や人口グループによるそうした影響の違い、ほかの遺伝子との相互作用といったものが研究されてきた。

 だがアレクサンダー氏に言わせれば、それは「ユニコーンのライフサイクル、ユニコーンの食生活、ユニコーンの亜種、ユニコーン肉の一番美味しい切り方、ユニコーンとビッグフットの喧嘩の詳細な記録を記述した」のと同じようなものだった。

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metamorworks/iStock
【警鐘は以前から鳴らされていた】

 遺伝子学者のキャスリン・ルイス氏(英キングス・カレッジ・ロンドン)によると、SLC6A4とうつ病の関係性については、以前より警鐘が鳴らされていたのだという。

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