遺伝子とうつ病に関する新しい研究で、過去1000本分の研究結果はまったくの無駄だった可能性が!?(米研究)

 「科学には自己修正能力があると言われるが、候補遺伝子の事例が示しているのは、それは遅々としたもので、とにかく無駄が多いということだ」とミュナフォ氏。

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【再現性クライシス――正しさよりも生産性が評価される】

 心理学からがん生物学まで、科学の多くの分野が似たような問題を抱えている。ある研究に続く一連の研究の一切が、偽の結果に基づいているかもしれないのだ。

 いわゆる「再現性クライシス」と呼ばれるこの問題の原因は多種多様だ。

 何か面白いものが見つかるまでデータがいじられることもあるし、答えに適合するよう疑問を修正したりすることもあるだろう。

 また不都合なデータはなかったことにして、気にいるデータだけを採用したり、証拠について印象操作をしたりすることもある。

 じつのところ、ごく一部の悪質なケースを除けば、騙すことを目的としてそうされることは稀だ。

 むしろ、一流の学術誌(それらは既存の研究を再調査する退屈なものより、パッと派手な結果を好む)に論文を掲載した科学者を評価する学会において、ほとんど避けることのできない産物なのである。

 しかも研究者は正しいことよりも、生産的であることのほうが評価されがちだ。

 こうしたインセンティブによって、薄弱な研究であっても世に発表されることになり、それらがある程度蓄積されると、確固たるものとして認識される。

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