自分の中に抑圧された欲求や衝動は何?8つの顔の中から嫌いなタイプを選ぶソンディテスト簡易版(占い)

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 ソンディテストは、ハンガリーの精神科医レオポルド・ソンディという人物によって、20世紀に開発された投影法検査だ。投影法検査とは、絵や写真などを見て選んでもらうことによって精神状態を調べる方法で、ソンディテストは精神疾患や犯罪者の鑑別に有効だとされており、現在でも使用されているという。


 ここではソンディテストの簡易版をやってみることにしよう。

 全員が何らかの精神疾患を抱えている8人の顔写真が用意されている。直観で、この中から一番嫌悪する、もしくは恐怖を感じる人を選んでほしい。

 その選択で、あなたの中に秘められた最も抑圧された欲求や衝動を診断することができるそうだ。
【精神疾患を抱えた8人の中から一番苦手とする人を選ぼう】

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 様々な精神疾患を抱えた男女を含む8人の写真を見て、あなたが最も嫌悪するタイプを直感で選んでみよう。

 このテストは、精神分析理論に従って、各タイプの性格に起こり得る抑制された衝動を仮定したもので、結果がそのまま精神疾患の判断にはなるわけではないということを心にとめてほしい。


 ちょっとそういう傾向があるかも?程度なので心配することはない。ネット上で楽しめる、簡易的な性格診断テストなので、気楽な気持ちで娯楽としてとらえてほしい。

【1の写真を選んだ人:支配欲を持っている】

[画像を見る] この男性を選んだ人は、権威主義という欲求を抑制している傾向にある。

 幼少期に、支配欲に取り憑かれたり、悪意ある行為をしたいとう思いを抱いたりした経験はないだろうか。

 普段はいたって平和的で、常に他人に協力的に見えるあなただが、何かしたくないことが起こると他者との間に壁を作り、仕事に遅れたり機嫌の悪さを表に出したりする。

 多くの場合において、自分を守らなければならない時には、他人に屈辱的な行為で対応することもあるため、会社組織などの中では扱いにくい人間として見られることもある。


【2の写真を選んだ人:怒りと攻撃性を抑制】

[画像を見る] この男性を選んだ人は、衝動性や過敏性、怒りと攻撃性を抑制している傾向にある。

 幼少期に、そのような気持ちを押さえつけていなければならないような経験をした可能性が高いとされる。

 普段のあなたは、親切で穏やか、素直でフレンドリー、しかも責任感があり自制心のある人物という印象を与える。気持ちが常に安定していて、他者との関係も上手に築き、アイデアや物事への対応も優れている。

【3の写真を選んだ人:妄想や否定的思考、多動性を抑制】

[画像を見る] この男性を選んだ人は、過剰な妄想と否定的思考を持つ精神状態を抑制する傾向にある。また多動性を抑制することで、現実での自分を保っている。


 普段は保守的でステレオタイプなため、革新的なことや変化を嫌い、新しい状況に適応することを困難に感じる。

 あなたが最も恐れていることは、自制心を失うこと。しばしば、防御心が働いて1つの行動に執着しがちなところもある。 

【4の写真を選んだ人:思考の歪みを抑制している】

[画像を見る] この女性を選んだ人は、他人への無関心、思考の歪み、思い込み、強い無気力、適応できない感情を抑制している傾向にある。
 
 本当は他人にまったく関心がなく、共感もしていないのだが、あるふりをして一緒に喜んだり悲しんだりしたという経験がある人が多い。

 普段はとても社交的で、他人とのコミュニケーションを楽しみ、友人らと頻繁に外出するのが好きなあなた。
しかし、それは内面の孤独を隠すために故意に社交的に振舞っている可能性がある。

 他人との気持ちの共有を必要としないという気持ちが心の奥底にあるからか、人間関係では外面のみになりがちである。

【5の写真を選んだ人:自己顕示欲を抑制】

[画像を見る] この女性を選んだ人は、人の注目を重視し、承認欲求がとても強いがその気持ちを抑制している。また、表面的で不安定な感情を持ち、ナルシズムや自己顕示欲が強い。

 普段は控えめに見られがちなあなたは、内に激しさを秘めていて、他人からは魅力的に思われたいという強い欲求を持っている。そのため、身綺麗な服装をしたりおしゃれなアクセサリーをつけたりして容姿や行動に細心の注意を払う傾向がある。


 このタイプの人はまれで、とてつもない職業もしくは趣味を選ぶ可能性もあるという。

【6の写真を選んだ人:自信のなさ、劣等感や罪悪感を抑制】

[画像を見る] この女性を選んだ人は、自尊心が欠如し、劣等感や罪悪感を抑圧している傾向にある。

 普段外向的に見える人の場合は、常に自信と楽観的思考に満ち、内に秘めた力強さを示すことがある。

 しかし、時に精神不安定になり、明白に気分が変わったり憂鬱になったりする他、警戒心が強まったり愚痴りやすくなったりする傾向がある。

【7の写真を選んだ人:自信満々で高ぶる感情を抑制している】

[画像を見る] この男性を選んだ人は、外向的、過剰刺激的、自己の過大評価を抑圧し、お金を浪費する傾向にある。

 また、興奮して自分の感情をコントロールできない一面がある。


 普段は、騒がしさや極端さ、過度を嫌い、行動に慎重な面をもつあなたは、論理的で倹約に努めるなど、自分の行動を常にコントロールしている傾向が強い。

【8の写真を選んだ人 別の人格になってみたい欲望を抑制】

[画像を見る] この男性を選んだ人は、自分とは全く別の、あるいは違う性別として認識されて生きてみたいという欲望を抑制している傾向がある。

 幼少期に、自分の人格や性別について悩み、周りにその問題を隠していた経験がある人もいるのではないだろうか?

 自分はいったい何者なのか?今の自分は本当の自分ではない。そんな内面の問題を抱えながらも、普段の行動や態度、外見は非常に堂々とふるまっている場合も多い。

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 ということで、今回の診断テストのテーマはわりと重めだし、ぶっちゃけ海外人の顔を選ぶのって、日本人に適切な回答が出せるのかどうかも疑問だが、ネットの娯楽とわりきりながら、抑制されてる何かとたまには向き合ってみるのもいいんじゃないだろうか?

References:thinkinghumanityなど / written by Scarlet / edited by parumo

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