先日、大雨に見舞われたトルコで溺れた子猫の命が救われる出来事があった。
水びたしのイスタンブールで清掃作業をしていた男性が、雨水に流されている小さな野良猫を発見。すぐにつかまえてみたものの子猫はピクリともしなかった。
そこで男性は一か八かの人工呼吸を開始。小さな口に息を吹き込み、どうにか子猫を蘇生させたのだ。消防隊員が人工呼吸で動物を救ったというニュースは効いたことがあるが、この男性は一般の人である。
生死の境をさまよう子猫をどうしても見過ごせなかった男性。その愛情あふれる救助が人々の心を震わせている。
Gunun kahramanı! ❤
— CapaMag Gundem (@CapaMagGundem) 2019年6月12日
Pendik'te sel sularına kapılan bir sokak kedisini fark eden belediye işcisi suni teneffus yaparak hayata dondurdu.
Kediyi havluya saran işci koşarak aracına giderek kediyi veterinere goturdu. pic.twitter.com/E4kkyAXAMC
【水に流され動かない子猫を抱き上げ、心肺蘇生を始めた男性】
今年6月トルコのイスタンブールで清掃にあたっていた市職員のメティン・ケスキンさんが、ぐったりしたまま水に流されている子猫に気づいた。
彼はその子猫をすぐにつかまえて容態を確認したが、ずぶ濡れのまま何の反応もなく気を失っているようだった。
しかし彼はあきらめなかった。今ならまだ間に合うかもしれない。と子猫の心肺蘇生を試みたのだ。
【息を吹き返した子猫に見守る人も大歓喜!】
ケスキンさんは町の人に見守られながら
小さな猫の口に息を吹き込み、自発呼吸をうながした。
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心配していた人々も息を吹き返した子猫を見て大喜び!
その後ケスキンさんは親切な人からアドバイスを受けつつ、子猫の肺から水を出すマッサージなどを施したのち、大急ぎで動物病院に向かった。
診察にあたった医師によると、子猫は低体温症になっていたが、すぐに治療を受けたおかげですっかり回復したという。
【退院した子猫はケスキンさんの家族に!】
しかも彼らの縁はこれで終わりではなかった。なんと元気になった子猫は命の恩人であるケスキンさんの家族に迎えられたのだ。
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今回の見事な救助についてインタビューを受けたケスキンさんはこうコメントしている。
「彼女は私たちの猫になりました。私はとても幸せです」
このニュースはトルコ国内のみならず海外メディアでも報じられ、動物に優しいトルコならではの素晴らしいエピソードとして反響を呼んでいる。
References: dailysabahなど /written by D/ edited by parumo
記事全文はこちら:大雨で溺れていた子猫。清掃作業をしていた男性に人工呼吸で救われる。更なるハッピーエンド!(猫の国トルコ) http://karapaia.com/archives/52277999.html