スマホの顔認証を解除したい彼女とされたくない彼氏の攻防がマトリックスのワンシーンみたいなことに


 スマホの中身はパンドラの箱。そこには個人の秘密がたっぷりと隠されている。それゆえに男女の間では、何か疑わしい行動があったときは、スマホの中身を確認する裏付け捜査が行われる。

 ロック機能が多様化した現代、勝手にスマホの中身を見ることは難しい。暗証番号の場合には、番号を入力する指の動きと画面上の指紋を見極め、解除に成功するケースが多発した。指認証の場合には持ち主がぐっすり寝ている間に指を押し付けるなどの行為が見受けられたが、顔認証の場合だとどうなるのか?

 ここにスマホの中身を確認したい女性と、見られたくない男性がいた。男性のスマホは女性の手中にある。女性はスマホを男性の顔にかざそうとするのだが、男性は絶対に見られたくない。で、こうなった。


 ベンチに座っていた男女だが、女性が突如アクションを起こす。おもむろに男性のスマホを男性の顔に突き出したのだ。顔認証を解除するためだ。

 突然の行動にもかかわらず男性はひらりと身をかわした。

 絶対にスマホを見られたくないという思いからか、男性は、映画マトリックスのワンシーンのような機敏な動きをくりだした。

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 必至に顔をガードする男性。

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 そこまでしても見せたくないほどの機密情報がスマホの中に隠されていた、とでもいうのだろうか?それとも条件反射的な何かなのだろうか?

 iPhoneのFace ID(顔認証)の場合、第三者に寝顔で解除されることのないように、目を開けて“注視”をしないとロックを解除することができないように設定できる仕様となっている(設定のFace IDとパスワードから、”Face IDを使用するには注視が必要”をオンにする)

 この男性はその設定をしていなかったのだろうか?していればただ目をつぶっているだけでよかったのに。それともとにかく中身を見られたくない一心でマトリックスの舞をしてしまったのだろうか?

 ということで、絶対にスマホの中身を見られたくないのなら、あらゆる方向性を模索し、すべて万全の対策で挑むべきだろう。じゃないと白昼堂々マトリックスの舞を披露するのは、次はあなたの番かもしれないのだから。ったらもぅ。

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