そうだ、男ならロシアへ行こう。女性の数が男性よりも圧倒的に多いロシア、その理由とは?


【感染症や致命的な健康障害、そしてアルコール】

 ロシアに女性が多いのは、もともと男性の出生率が少ないからではと思いがちだが、実はロシアでは毎年誕生する赤ちゃんは、男児の数の方が女児より多いことがこれまでの調査で判明している。

 世界的にみると男児は感染症や致命的な健康障害などの影響を受けやすく死亡率も高くなるものだ。
世通常、女性人口が多い国の場合、出生率や死亡率、移住率に関連した要因に起因することが多いようだ。

 だがロシアは他にも原因がある。男性不足の主な原因は、アルコールの使用、喫煙、自殺、心血管疾患や循環器系疾患などだ。更にアルコール関連の事故が多く、それが特に40代から増加しているため死亡率を上げているというのだ。ウォッカの過ちというやつだ。

 事実ロシアの男性の平均寿命は短く、2013年の時点では63歳(女性は75歳)、2018年の統計だとちょっと伸びたものの66.4歳となっている

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【ますます進むと予想される男性減少と女性増加】

 統計では、ロシアの極東地域に位置するチュクチ自治管区やカムチャッカ地方、マガダン州、ヤマロ・ネネツ自治管区など、厳しい生活環境を強いられるシベリア地域の田舎の一部を除く全て地域で、2036年までにはロシアの女性人口は男性をより多い割合で上回ると推測されている。


 現在、ロシアでは働く女性の数が圧倒的に増えており、そのうちの72%は公務員としての職を抱えている。また、教育、医療、販売分野でも女性の多さが目立つ。しかし一方では、部局のトップなど高位の役職は、未だ男性が全体の60%を占めているといった現状だ。

 バリバリ働く美しいロシアの女性と巡り合いたいそんな男性諸君の場合には、ロシアに行くという選択肢もあったりなかったりするんじゃないだろうか?ウォッカに溺れることが無ければの話だが。

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 ちなみに、日本においては、男性が48.6%、女性が51.4%(人口推計 2018年8月資料)とやや女性が多いが、20代から40代までは男性の方が若干多くなっている。

References:GoodTimesなど / written by Scarlet / edited by parumo

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女性の数が男性よりも圧倒的に多いロシア、その理由とは?
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