体半分が泡で埋まる。スペインの港町を襲った冬の嵐による「波の花」現象

@jordana_joan / twitter
 オーストラリアの未曽有な森林火災、カナダの豪雪、米フロリダ州では寒気によるイグアナ落下など、世界各地で気候変動の影響と思われる様々な事態が起きている。

 そんな中、スペインでは冬の嵐が襲来し、洪水と暴風により各地に大きな被害を及ぼしているそうだ。

 バルセロナの北に位置する小さな港町では、「波の花」と呼ばれる海の泡が雪のように積もり、通りを覆いつくしているという。
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Sea foam covers streets of Spanish coastal town

【強風により吹き付けられた海泡「波の花」が通りに溢れる】

 スペインのカタルーニャ州にある小さな海辺の町トッサ・デル・マールの通りが、濁った白い泡で覆われた。

 これは、「波の花」と呼ばれる海泡で、今週スペインに襲来した嵐“グロリア”の影響だ。

 SNSでシェアされた映像では、泡が海のように流れて動いており、建物の壁は泡で覆われた状態になっている。


 海から吹き付ける強風と一緒に次々と海泡が押し寄せてくるために、地元住民らは取り除く作業にかなりの困難を強いられているようだ。


 アメリカ海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration 略称NOAA)が伝えるとことによると、ほとんどの場合、海泡は人間に無害ということだ。

 しかし、海岸近くで腐敗する水の華(アオコ)は有害藻類ブルームであり、例外だと付け加えている。有害藻類ブルームとは、淡水系または海水系に藻類が急速に蓄積することを指し、濃厚な泡沫の最も一般的な発生源の1つだという。

【嵐グロリア、スペインに多くの被害をもたらす】

 1月19日に、気象庁による注意予報が10州に出されていたスペインは、猛威を振るうグロリアによって洪水と停電が広範囲で起こり、これまでに少なくとも4人の死亡者が出たとされている。


 スペイン領バレアレス諸島の最大の島マヨルカでも、観光客に人気の建物などが破壊され大きな打撃を受けている。

 波の高さはおよそ8メートル以上にもなり、シェアされているTwitterを見てもその猛威は明らかだ。スペイン東部では、最大風速が115km/hにまで達したという。


 一方、北部では豪雪に見舞われ道路が寸断などの被害も生じているようだ。

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 この嵐は今後南フランスへ移動すると予想されており、フランスの地元メディアでは「1982年以来の最悪の嵐か」と報じている。

References:globalnews.caなど / written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:体半分が泡で埋まる。スペインの港町を襲った冬の嵐による「波の花」現象 http://karapaia.com/archives/52287030.html
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