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コロンビア人の母子4人が、家族に会いに行く途中で道に迷い、知らずに国境を越えペルーのジャングルでさまよってしまった。
34日間もの間、母子は果実や種を食べて飢えをしのいでいたという。ようやくペルーの先住民に発見され救助隊に保護された。
【母子4人、父親に会いに行く途中で道に迷う】
コロンビアのプエルト・レグイサモに住む母親(40歳)と10歳、12歳、14歳の子供3人は、12月19日にペルーとコロンビアの国境近くの人里離れた場所に住む身内に会いに行き、その後父親と待ち合わせをしていた場所へ向かおうとした。
しかし、約束の時間になっても母子が現れず、心配した父親は行方不明届を出した。その頃、母子4人は途中で道に迷い、ペルーのジャングルに入り込んでしまっていた。
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【気付かず、国境を越えてペルーのジャングルへ】
後にコロンビアメディアが報じた情報によると、母親は道を半分ほど来た時点で迷ったという。
4人は川に沿って歩いていたが、知らない間国境を越えてペルーに入った。そしてジャングルの中で、34日後にペルーの先住民セコヤ族のメンバーに発見された。
セコヤ族のメンバーの1人が、ペルーの海軍へ連絡。母子4人の情報を得たコロンビア海軍が180km下流までホバークラフトを派遣し、親子を救助・保護した。
Una madre y sus tres hijos pasaron mas de un mes perdidos en el Amazonas - https://t.co/6i7ID6Be72 pic.twitter.com/Kdy43PXnmH
— Noticias Caracol (@NoticiasCaracol) January 27, 2020
【母子、無事に父親と再会できる】
コロンビアのメディアは救助の様子をTwitterの動画でシェア。そこには、母子が父親と再会し、父親が子供を抱きしめている光景が捉えられている。
母親は救助に来たコロンビア海軍に、「30分ごとに水を飲まなければ、気を失いそうになった。」「子供たちは、もうこれ以上歩くことができないと言っていた。」と話していたという。
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母子4人は、34日間ジャングルをさまよっていた間、果実や種、植物など食べられそうなものはなんでも口にして飢えを凌いでいたそうだ。
救助後、母子はコロンビアの病院へ搬送され、栄養失調と脱水症状の治療を受けた。また、4人に切り傷や噛み傷、刺し傷があることから、病院ではマラリアや黄熱病など蚊媒体性疾患の検査予定をしているということだ。
References:globalnewsなど / written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:ジャングルで34日間さまよった母と3人の子供、果実で飢えをしのぎ無事救助(ペルー) http://karapaia.com/archives/52287284.html