ネルフの基地かな。イタリアの消防署が瞬間、心重ねそうなくらいSFテイストだった件


 10年前に建てられたイタリア北部の小さな町の消防署が、海外掲示板Redditに投稿されて以来、かなり話題になっている。

 切り立った崖の中に建設されたこの消防署、まるで新世紀エヴァンゲリオンの特務機関NERV(ネルフ)の基地のようなSFテイストを醸し出しているのである。

 しかし、このような建設を選択したのはある理由があったという。
【崖の中に消防署が建設された理由】

 2010年にイタリア北部マグレ・スッラ・ストラーダ・デル・ヴィーノという小さな町の岩山を削って建設された消防署は、一見、基地っぽい雰囲気を醸し出している。

 しかし、わざわざ崖の中に消防署が作られたのには2つの理由がある。

 1つは、アルプスの農地は希少で、この高山地帯では農耕できる土地が不足しているため、わざわざそこに消防署を建設するよりも、岩山を使った方が土地を有効利用できるということ。

 そしてもう1つは、非伝統的建築に対する制限が厳しかったからということだ。

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 地元のコミュニティは、山もしくは300フィート(約90メートル)の岩の断崖に消防署を建設するため、デザインをイタリアとオーストリアにオフィスを持つ北イタリアの建築会社『Bergmeisterwolf』に依頼した。

【静止した暗闇のなかで...】

 プロジェクトの実行は、まず切り立った岩の90メートルの崖3か所を爆破し、人工的な洞窟を作成する作業から始まった。