医師が信じている薬は効きやすい。プラセボ効果は医師から患者へと伝染する可能性(米研究)

医師が信じている薬は効きやすい。プラセボ効果は医師から患者へと伝染する可能性(米研究)

takasuu/iStock
 プラセボ効果は、効き目のある薬を服用していると本人が思い込むことによって、その薬に有効成分が含まれていないにもかかわらず、本当に病気が改善する効果のことだ。

 そのメカニズムは今だに完全には解明されていないが、人間の思い込みの力が自然治癒力を高めていると考えられるが、今、さまざまな治療における心理療法の役割への関心が高まっている。

 新たなる研究によると、患者の主観的な体験は、治療効果に対する医師の期待によって左右されるのだそうだ。要するに、医師自身が「良く効く」と確信をもつことで、患者のプラセボ効果が高まるのだという。

 『Nature Human Behaviour』(2019年10月21日付)に掲載された研究では、このプラセボ効果は医師から患者へと伝染するという事実を示唆しているという。
【医師と患者の両方に対して行った偽薬の効果実験】

 アメリカ、ダートマス大学のリューク・J・チャン氏らのチームが行った研究では、医師と患者の期待や信頼感といった心理的な要因が、治療効果に与える影響を掘り下げている。

 この研究では、194名の参加者にランダムに医師か患者どちらかの役割を割り振り、それを演じてもらうという実験を行った。

 医師役になった人には、「サーメドル」と呼ばれる軟膏か、特に効果もない軟膏のどちらかを配り、それを患者役に処方するよう伝える。

 このとき医師役には、サーメドル軟膏については、痛覚受容体に作用して熱の痛みを緩和する効果があると説明される。

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