印象操作も可能な撮影トリック。同じ時、同じ場所にいる人々をレンズを変えて撮影した比較写真

印象操作も可能な撮影トリック。同じ時、同じ場所にいる人々をレンズを変えて撮影した比較写真

レンズを変えるだけで同じ場所が違って見える image credit:Philip Davali
 新型コロナウイルスに関連した様々な情報が、日々メディアで報じられている。しかしその情報に付随した写真が証拠とはならないようだ。

 使用するレンズを変えるなど、撮影の仕方によっては、報道に更なるインパクトを与える写真も、簡単に印象操作ができてしまうという。

 今回、デンマークの写真家2人は、コロナ禍により社会的距離が求められている市民の行動を撮影した写真が、撮影方法によってどれだけ異なる印象を視聴者に与えるか、その実例を示した複数の写真を紹介した。『nyheder』などが伝えている。
【望遠レンズと広角レンズを使用して同じ日に同じ人々を撮影】

 デンマーク・コペンハーゲンを拠点に活動している写真家2人は、同じ日に外で過ごしている同じ人々の姿を、望遠レンズと広角レンズという2つの異なる視点を使ってそれぞれ撮影した。

 その結果、人々の社会的距離に驚異的な違いが現れた。

 現在デンマークでは、コロナパンデミックにより、人と人が2メートル離れるソーシャル ディスタンスが実行されている。

1.行列を作って並ぶ人々
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 望遠レンズを使うと、十分な社会的距離を保たず人は密集しているように見える。

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 広角レンズを使った写真では、社会的距離はきっちりと保たれている。

2.公共の広場に集まる人々
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 望遠レンズでは狭い間隔で人が密集しているように見えるが…

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 広角レンズではご覧の通り。

3.公園の芝生で寛ぐ人々
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 こちらの写真は、コロナ禍にいる市民の姿とは到底思えない距離感に見えるが…

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 こんなに距離があいている。

【写真が真実を語っているとは限らない】

 通常、広角レンズは私たちの目が直接捉えるものと似ているという。幅の広い写真を撮ることができ、撮影する被写体に近い時に使用する。同様のカメラ機能は、iPhoneにも組み込まれているそうだ。

 一方、望遠レンズはサッカーの試合や人の多い記者会見、および被写体が遠く離れている状況を撮影するために使用されるため、被写体に近付き、引き寄せる機能を備えている。

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Shutterbug75/pexels
 デンマークでは人々の社会的距離について広く議論されている。デンマーク当局は、ガイドラインに同意せずに行動している公共の場にいる市民の密な姿を撮影した写真を引き合いにだしてくるが、異なるレンズを使うだけでこんなにも印象が違ってくるのだ。

 写真があるからといってその写真が全て真実を語っているとは限らない。撮影方法によっては意図的に望む結果を導き出すことができるのだ。

 我々は写真があるからといってその情報を鵜呑みにせず、多角的に判断することが必要不可欠となってくるだろう。

 ちなみに以下は、アメリカ、ニューヨークのセントラルパークにいる人々の姿を同じ日に撮影した写真だそうだが、撮影する角度によっても社会的距離は違って見えるという。



References:Instagram | Twitter | Ritzau Scanpix | boredpanda / written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:印象操作も可能な撮影トリック。同じ時、同じ場所にいる人々をレンズを変えて撮影した比較写真 http://karapaia.com/archives/52290507.html

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