地球内生命の基本分子は左右どちらかに偏っている。その理由は宇宙に由来がある可能性(米研究)

地球内生命の基本分子は左右どちらかに偏っている。その理由は宇宙に由来がある可能性(米研究)

ホモキラリティーの不思議/iStock
 地球上にある生命体はすべて右利きあるいは左利きの分子からできている。庭にいるカタツムリをじっくり観察してみればあることに気づくだろう。その貝殻の渦巻の方向はほとんど同じなのだ。たまには逆向きのものも見かけるかもしれないが、そうしたものはごく稀だ。 

 右向きと渦巻と左向きの渦巻は互いが互いの鏡像であるかのような構造をしている。そして、そのためにどう回転させても、形がぴったり重なり合うことはない。

 こうした構造を「キラリティー」や「対掌性」といい、分子にも見ることができる。そしてカタツムリの貝殻と同じく、分子の向きも右か左、どちらか一方に偏っている。これを「ホモキラリティー」と呼ぶ。

【生命体の基本構成要素は左右どちらかに偏っている】

 じつは生体分子の多くには、原則としてホモキラリティーがある。

 たとえばタンパク質の基本単位であるアミノ酸は、ほぼ左旋性に偏っている(L体)。一方、RNAやDNAを構成する糖は、ほぼ右旋性(D体)だ。

 こうしたホモキラリティーが生命誕生の要件である可能性も指摘されている。だが、そもそもなぜ、そしてどのようにしてそれが発生するのかは大きな謎だ。

 実験でアミノ酸や糖を作ってみれば、L体もD体も出来上がる。なのに、なぜか生体分子にはホモキラリティーがあるのだ。

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iStock
【ホモキラリティーは宇宙線の影響か】

The Astrophysical Journal Letters

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