海岸に書いたSOSで無事救助 image credit: youtube
オセアニア・ミクロネシア地域に位置するミクロネシア連邦は、600もの小さな島で形成されている。
その1つの孤島に、船員3人が乗ったボートが漂着。砂浜に描いた「SOS」の文字をオーストラリアとアメリカの捜索隊が発見し、無事に救助された。
3人には怪我などはなく、健康状態も良好だったという。『sky news』などが伝えている。
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"SOS" message written in the sand saves 3 men stranded on remote Pacific island
【太平洋の孤島に3人が乗ったボートが漂着】
7月30日にミクロネシアのプルワト環礁から約42km離れたプンナップ島に向かってボートに乗った男性3人が出航したが、全長7メートルほどの船は航路から外れ、燃料が底をつき、出航した地点から約190km離れた無人島のピケロト島に漂着した。
3人のボートがプンナップ島に到着しなかったことから、グアム当局が捜索依頼を出し、通報を受けたオーストラリアとアメリカの両軍用機が合同で捜査にあたっていたところ、3日後の8月2日、無人島にいる3人を発見した。
【孤島のビーチに描いた「SOS」】
3人は、ピケロト諸島の砂浜に大きく「SOS」と描いて救助を待っていたようだ。
8月2日、グアムのアンダーセン米空軍基地から出発した空中給油機によってボートの近くに「SOS」の文字が発見された後、連絡を受けたオーストラリア海軍艦「キャンベラ」からヘリコプターが飛び、島にいる3人に食料と水が届けられた。
兵士らが3人の身元を確認したところ、行方不明となっていた船員であることが判明した。また、3人は怪我などもなく、健康状態も良好だったということだ。
A huge shout out to HMAS Canberra and its embarked a
— Alex Hawke MP (@AlexHawkeMP) August 4, 2020
viation assets for working together with partners in the Pacific to locate the three-person crew that had been missing for nearly three days in Micronesia #YourADF #PacificFamily pic.twitter.com/6MCUSWTqZM
その後、ハワイから現地へ向かった米沿岸警備隊の輸送機から投下された無線機を使って、地元から派遣されたミクロネシアの巡視船と連絡を取ることができた3人は、同日の午後8時頃に無事救助された。
豪海軍艦「キャンベラ」の指揮官テリー・モリソン船長は、「我々は世界中のどこにいても、海での生活の安全に貢献する義務を果たしており、船上の全員の対応とプロ意識を誇りに思う」と語っている。
追記(2020/08/09):太平洋を大西洋と記載した間違いを訂正して再送します。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:太平洋の孤島に漂着した3人、ビーチに描いた「SOS」で無事救助される(ミクロネシア) http://karapaia.com/archives/52293476.html