コロナだけじゃない!激動の2020年、上半期に起きたことを映画字幕風にまとめてみた

激動の2020年を字幕風にまとめてみた image credit:skeeli614/imgur
 2020年起きた出来事は、まさにパニック映画の様相を呈しており、今だその渦中にある我々って、まさに激動の時代のサバイバーみたいなものだ。

 今だ体験したことのない恐怖が次々と迫りくるとか、更なる恐怖があなたを襲うとか、誰もが映画の登場人物になっている。


 前回、2020年に起きた出来事をパニック映画予告風にまとめた動画を紹介したが、今回、imgurでシェアされた「2020年前半に起こった出来事」の字幕風まとめは、読み進んでいけばいくほどそのカオスっぷりがわかるだろう。

 もともとはFacebookで拡散され話題となっていたネットミームで、imgurに投稿したユーザーは、「30年生きて来た中で、2020年は一番嫌な年。それでも、世界からの謙虚さや礼儀正しさ、団結を期待したい」と話している。
【2020年、これまでに起きたカオスな出来事】

 車の中で、男性2人が交わしている会話は次の通りだ。

男性A「で、2020年前半って何があったっけ?」

[画像を見る]

男性B「オーストラリアの森林火災が全土で猛威を振るったじゃないか。何千万ヘクタールって土地を燃やして、10億もの動物の命が失われたよな。
]

[画像を見る]

男性A「じゃ、俺たちも寄付した方が…」

男性B「次は、アメリカのトランプ大統領がドローンでバグダッドの国際空港を攻撃して、イランのソレイマニ司令官を殺害した。第三次世界大戦が起こるのかと思ったぜ。イランはトランプに逮捕状を出したしな。」

男性A「でもそれ以外に悪い事態って…」

男性B「あるさ。中国で誰かがコウモリを食ったよな。それで俺は今じゃ職無しさ。俺を含む他のアメリカ人2100万人が失業中さ。」

[画像を見る]

男性A「コウモリって言ったか?」

[画像を見る]

男性B「あぁ、言ったよ。
コロナウイルスさ。世界中の70万以上がそれで死んでるよ。アメリカも相当な被害だぜ。でも、ホワイトハウスは何もしてくれやしないけどな。」

男性A「何も?」

男性B「あぁ、経済が破綻すりゃ事業の救済はするだろうけどさ。」

男性A「コロナはもう落ち着いたのかい?」

男性B「いや、事態は悪化する一方さ。俺もほんとはマスクしなきゃなんないんだろうけど。でもトランプは検査を減らすらしいぜ。
感染者数が増えていることが見てわかるとマズいからだろ。」

男性A「でも、検疫ぐらいはしてるんだろ?」

男性B「したさ。でもビーチもオープンになってるし、ホテルやレストランだって経営を再開してるよ。落ち着いたとか言ってるけど、どうだかな。」

男性A「トランプは糾弾されないのかい?」

男性B「されたさ。でもまだ居座っているよ。」

男性A「他には、何か起こった?」

男性B「おっと、俺まだ1月の話してるんだぜ。元NBAのコービー・ブライアントが娘と一緒にヘリに乗ってて墜落死した。テヘランで、飛行機が墜落して176人が死んだ。
それから…ヘンリー王子とメーガン王妃が英王室メンバーから抜けるってのもあったな。」

[画像を見る]

男性A「・・・」

男性B「2月には、英国離脱もあったな。アイオワ民主党の欠陥投票アプリ問題に、ハーヴェイ・ワインスタインのレイプ問題とかだな。しかし判決までにはえらくかかったけどな。」

[画像を見る]

男性A「でも、少なくとも法のシステムは良くなっているんじゃないか」

男性B「くそったれだよ。」

男性A「おいおい」

[画像を見る]

男性B「白人警官が黒人の首を9分間も押さえつけて殺害した事件あっただろ。ジョージ・フロイドだよ。あれ、法のシステムでは被害者が非難されたぞ。」

男性A「そうなのか」

男性B「世界中で、白人警官の横暴な行為を非難するデモが起こってな。でも、白人至上主義者はどこにでもいるからな。
特にトランプの息のかかった場所には。まぁ、ほとんどの暴動は今は収まったけど。」


【まだまだ嫌な出来事が続く】

男性A「なんだかいろんなことが起こったな。もうそれ以上は…」

男性B「殺人蜂がアメリカに上陸したってのもあるし、プエルトリコじゃ地震が起こったし。バッタの大群がアジアやアフリカに襲来したし。」

男性A「もういいよ。止めてくれ」

男性B「ゴジラ砂雲がアメリカを覆ったし、ミシガン州じゃダム決壊で洪水を引き起こしたよ。アフリカではエボラが流行してるしな。」

男性A「・・・」

男性B「スカンジナビア半島は、ロシアからの放射線漏れを検出したけど、ロシア側は一切否認してるな。
ロシアが米兵殺害に懸賞金を賭けていたとかいう問題も出たし。」

[画像を見る]

男性A「良いニュースってないのかな」

男性B「ないね。あ、いや待てよ。そうだ。宇宙にNASAの飛行士が2人派遣されたんだった。運の良い奴らめ。」

[画像を見る]
image credit:skeeli614/imgur


【激動の2020年、人類にとって試練の年】

 2020年はまさに激動の年だ。上半期だけでもこれだけ様々なことが起きている。中でもコロナ禍はも世界中を巻き込み、今だ終焉の兆しすら見えない巨大な禍だが、天災、人災を含めて、他にも懸念すべき事象がたくさんあるのだ。

 確かにコロナは厄介な感染症だ。他にも危険な病気はたくさんあるのに、コロナが最優先されることで、助かるはずの命が奪われていくという意味においても、経済活動との両立が難しく、経済的な死を誘発させるという意味でも非常に厄介だ。

 更には人間の本質をあぶりだし、魔女狩りのような行為が行われたり、対立構造を作り上げ、無益な争いが頻発しているという点においても厄介なのだ。

 コロナだけに気を取られていると足をすくわれる。かといって何もしないでいいわけじゃない。感染予防対策を怠ると感染リスクは高まるし、基礎疾患のある人や、高齢者を危険に晒してしまうことになる。

 我々人類は地球に試されているようだ。基本的にフィクションの映画なら、主人公は最後まで生き残る設定となっている。

 ならば皆がこのリアルパニック映画の主人公になったつもりで行動すれば、サバイバルできるチャンスが上がるはずだ。くれぐれもモブにはならぬよう留意しよう。 

written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:コロナだけじゃない!激動の2020年、上半期に起きたことを映画字幕風にまとめてみた http://karapaia.com/archives/52293478.html