美しい装飾の織物で包まれた古代エジプトのミイラの中身の謎をCTスキャンで解明

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成人女性のミイラはネックレスをしている。CTスキャンで、首や体のまわりにかかっているネックレスのビーズがはっきりわかる

 男性ミイラの肖像画は、黄金のカップと花を持っている。女性はギリシャのオイル入れであるレキュトスを手にしている。肖像画からは、女性はふたりとも、精巧なビーズのネックレスをしているのがわかる。

 3人ともあの世へ旅立つために不可欠なものとともに埋葬されていた。

 それは三途の川を渡るのに、渡し守「カロン」に支払うコインだ。カロンは、死者の魂をステュクス川を渡らせる役目を担うローマとギリシャの神。

 さらに、スキャンで女性の腹のそばに、釘か矢のような金属製のものがふたつ置かれていていることがわかった。

 こうした金属製のものは、男性のミイラの中にも見つかっている。これは、ミイラ化する作業場からの封印だと考えられる。

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Peer Inside Ancient Egyptian Mummies

【古代エジプトの死者をひもとく】

 成人女性は、身長151センチ、30歳から40歳の間に亡くなったことがわかった。左膝の関節炎に苦しんでいたと思われる。

 成人男性は、身長164センチ、25歳から30歳の間に死んだようだ。多くの骨が折れてバラバラになっていたことから、17世紀に発見されたとき、いったん屍衣を解かれ、再び乱雑にラッピングされたのではないかと思われる。

 少女は、身長156センチ、17歳から19歳の間に死んだと思われる。少女の肖像画はいくつかのネックレスを身につけているが、CTスキャンによって、それが実際に確認された。
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