
歯科医の患者専用のコロナ感染防止ヘルメット / aip.scitation
日々患者の口の中を覗き込まなければならない歯科医は飛沫にさらされる機会も多く、新型コロナの感染リスクが高い職業なのかもしれない。
当然マスクやフェイスシールドで感染防止に努めているだろうが、患者はマスクをしていない状態だ。患者が咳でもしようものなら身の危険を感じるに違いない。
ならばどうすればよいか?患者に対し、治療中でも着用可能なヘルメットを着用してもらえばいいのだ。
米コーネル大学が開発した使い捨てヘルメットは、ポンプによって内部の空気が外に漏れないようになっている歯科医を守る感染予防アイテムだ。
【歯科医院の感染予防設備をもっと手軽に】
新型コロナの患者を処置しなければならない医療関係者は、医療用マスクやフェイスシールドにくわえ、部屋を陰圧にすることで感染の危険から身を守っている。
しかしそうした設備はそれなりに高価だ。また必ずしも効果的ではないし、場所によっては利用できないこともある。
そこでもっと手軽に導入することができる感染防止対策として考案されたのがこのヘルメットだ。
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aip.scitation
【流体シミュレーションに基づいて設計】
その最大の特徴は、てっぺんの部分を医療用ポンプに接続できるようになっており、そこから空気を吸い出して、飛沫がヘルメットの外に飛散しないよう防いでいるところだ。