実際には存在するが、人間の目では見ることができない「禁色」とは?

実際には存在するが、人間の目では見ることができない「禁色」とは?


赤みを帯びた緑を想像してみてほしい。それらを混ぜ合わせたときにできる茶色ではなく、赤のようで、それでいて緑のような色だ。あるいは黄色っぽい青でもいい。緑ではない。黄と青、両方の色合いを持つ色だ。

なかなかイメージするのは難しいだろう。そうした色は存在するが、人間には決して見えないからだ。赤緑色や黄青色は、「禁色(forbidden colors)」と呼ばれている。これらの組み合わせは、人間の目の中で相殺されてしまい、同時には決して見えない。ゆえに禁じられた色である。

日本では平安時代の朝廷で、一定の地位や官位等を持つ者以外に禁じられた服装のことを禁色と呼ぶが、そっちではないし、三島由紀夫の小説でもない。

【赤×緑、黄×青、打ち消し合う反対色ニューロン】

簡単に見えそうで見えないのは、人間が色を知覚する方法と関係している。

網膜の中に「反対色ニューロン」という細胞がある。この細胞は、赤い光の刺激によって発火し、赤いものが見えると脳に伝える。だが、緑の光の刺激を受けたときは抑制され、それによって脳に緑が見えていることを伝える。黄色については赤と同様に発火し、青では抑制される。

私たちが普段目にしている色は、この反対色ニューロンの活動を脳が解読した結果だ。赤い光は緑の光によって相殺されてしまう。黄色い光と青い光の関係も同様だ。だからまったく同じ場所に進入してきた赤と緑を同時に見ることはできない。
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