人間にも毒を作り出す基礎メカニズムが備わっていることが判明

人間にも毒を作り出す基礎メカニズムが備わっていることが判明

photo by iStock
 ベノムとかポイズンとか「毒」と言う言葉にはなぜか不思議な魅力がある。自然界には猛毒で獲物を仕留める動物や天敵を毒殺する植物が多数存在するが、人間は今のところ毒を利用するのみで、自らの体内に「毒腺」が備わっているわけではない。

 だが、『PNAS』(3月29日付)に掲載された研究によれば、少なくとも毒液で武装するポテンシャルなら人間にもあるようだ。

 それどころか、あらゆる爬虫類と哺乳類には毒を作り出す土台となるものが備わっているらしい。毒を生成するのに関連する器官は唾液腺だという。
【唾液腺は強力な毒腺に変化する】

 毒を作る土台とは、唾液腺に関係している遺伝子のことだ。

 クモやヘビなど、口から毒を分泌する動物はたくさんいる(なお霊長類では、唯一スローロリスが持つ)。じつはこうした口内の毒腺は、唾液腺が変化したものだ。

 唾液腺の遺伝子はとても柔軟で、動物界では個別に100度も毒の進化が起きている。それでいて、生物毒に含まれる毒素の多くは、さまざまな種に共通して見ることができる。たとえばムカデの毒の成分は、ヘビ毒にも含まれている。

[画像を見る]
photo by Pixabay
【有羊膜類に共通する毒遺伝子セット】

 今回、沖縄科学技術大学院大学に在学する博士課程の学生アグニーシュ・バルア氏らは、毒に関連している「ハウスキーピング遺伝子」(細胞の基本機能を維持するために不可欠な遺伝子の総称)を調査。

あわせて読みたい

カラパイアの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

もっと読む

おもしろニュースランキング

おもしろランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2021年4月3日のびっくり記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界のびっくり事件や仰天する出来事などついつい気になる情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。