ダーウィンの性淘汰説に矛盾。むしろメスが多い時の方が進化が進むことが明らかに(英研究)

ダーウィンの性淘汰説に矛盾。むしろメスが多い時の方が進化が進むことが明らかに(英研究)

 生物は「自然淘汰(自然選択)」によって進化すると考えたチャールズ・ダーウィンだったが、それでは説明できない事象を目の当たりにしていた。

 豪華な尾で美しく身を飾るクジャクのオスや、勇ましいツノを誇らしげに誇示するシカなど、一部の種ではなぜだかオスとメスがかなり違う特徴を備えている。

 そこで彼は、もう1つの理論として「性淘汰(性選択)」を考案した。大きなツノや牙、あるいは飾りなど、交配相手を引きつけ、子孫を残すチャンスを上げるための特徴が進化するという考えだ。

 ダーウィンの考えでは、性淘汰が進むのはオスとメスの個体数の比率が不均衡であるときだ。たとえばオス1匹に対してメスが少ない状況では、オス同士のメスをめぐる競争が激化し、それだけオスにメスを魅了するための特徴が発達することだろう。

 だが英シェフィールド大学などの研究グループが『Evolution』(5月22日付)に掲載した研究によれば、どうもダーウィンの予想とは逆であることが明らかになったそうだ。つまり、メスが多いときの方が性淘汰が目立ってくるというのだ。

【自然界で見られるオスとメスの個体数の不均衡】
 研究グループの1人、英バース大学のタマス・セーケイ氏の解説によれば、性別の不均衡はダーウィンの時代より観察されてきた。

 そのもっとも極端な例は有袋類で見ることができる。たとえばフクロネコ科のアンテキヌスは繁殖期が終わるとオスが全員死んでしまうために、一時的に妊娠したメスしかいないという状況が発生する。
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