人工培養したミニ脳にしっかり見える「2つの目」を作り出すことに成功

人工培養したミニ脳にしっかり見える「2つの目」を作り出すことに成功
photo by: ELKE GABRIEL
 実験室では、小さいながら本物の構造や機能をそのまま再現した、3次元の小さな人工臓器が次々と作り出されている。

 これらのミニチュア人工臓器はオルカノイドと呼ばれているが、ドイツの研究グループは、人間の幹細胞から培養したミニ脳(脳オルカノイド)から史上初めて、2つの目を発達させることに成功したそうだ。

 それはただの飾りなどではない。しっかり機能して、光を受けたという信号を脳に送ることができる。この研究は、胎児の目の発達や、目の病気の治療法などを研究するモデルとして利用できるとのことだ。

生体外で培養する小さなミニ脳、オルカノイド 人間の脳は、自然界が作り上げたもっとも複雑な器官の1つだ。その仕組みを理解するために、科学者は人間の幹細胞から小さな脳を培養している。

 こうした本物そっくりの3次元ミニチュア臓器を「オルガノイド」という。脳だけでなく、肝臓や涙腺、さらにはヘビの毒腺など、さまざまなオルガノイドがあり、各器官の発達や病気、薬の効果などを調べるモデルとして使うことができる。脳オルガノイドに2つの目を発達させることに成功 脳オルガノイドに2つの目を発達させることに成功したのは、ドイツ、デュッセルドルフ大学病院をはじめとするグループだ。

 同グループは、4名のドナーから幹細胞から入手し、従来の方法に少し手をくわえて314個の脳オルガノイドを作成。その72パーセントには「眼杯」(目が発達するプロセスでできる器官)が形成されていた。
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