だがしかし!制御がうまくいかなかったドローンが墜落、空から観衆めがけて次々と落下してきたのだ。
時に、空から魚やカエルが降って来るといった事象はあったが、ドローンが降ってくるというのはなかなか刺激的であり、ある意味凶器でもある。
ドローンのライトショーで悲劇 ここ数年、中国ではドローンによるライトショーが人気だ。さまざまな催し物で、ドローンの群れによる派手なパフォーマンスが披露されている。
だが光のショーはときに人々を恐怖に陥れることがある。
先日、河南省鄭州市のショッピングモール上空で行われたライトショーでは、パフォーマンス途中でドローンが次々と墜落し、建物や車に衝突した。
逃げ惑う観客たち 事故の様子は、地元メディアが投稿した動画に映し出されている。Drones raining from the sky in Zhengzhou
— Sheel Mohnot (@pitdesi) October 4, 2021
Word on the street is that a rival drone company that lost the bid interfered to overwhelm the drones nav system!pic.twitter.com/MukM8PjJJr
200台ほどのドローンが、ショッピングモールの名前を夜空に描き出している。会場の人々には、緻密に制御されているかに見えたはずだ。
ところが突然、数10機から光が消えて墜落。会場は騒然となり、「逃げて~!」「下がって~!」と叫びながら逃げ惑う観客たちの姿も確認できる。
目撃者の王氏は、地元テレビの取材に対し、5000人ほどが集まっており、ほとんどは子供だったと語る。
ショーは台無しで、みんな手で頭をかばいながら逃げるよりなかったとのことだ。
原因は操作ミスによる制御不能か? 墜落の原因は不明だが、主催者が地元メディアに語ったところによると、「操作ミス」が原因と考えられるという。another view pic.twitter.com/jHRLuX4yIS
— Sheel Mohnot (@pitdesi) October 4, 2021
尚この事故により怪我人はなかったという。
[動画を見る]
鄭州無人機表演突發故障墜落,目擊者:人抱頭跑,看到飛機撞玻璃
ドローン墜落事故が多発する中国 だが中国国内では、同じような事故がいくつか発生している。1月には重慶市で、試験中だったドローン数台が建物に衝突して、そのまま落下した。
昨年5月には、成都市で祝日のパフォーマンスを行なっていたドローン17台が墜落。警察の捜査によって、ショーを受注できなかったライバル企業の従業員が、ジャマーで妨害していたことが判明している。
東京オリンピックでもドローンのショーは素晴らしかったが、近くで見る場合にはヘルメットの着用がおすすめなのかもしれない。
written by hiroching / edited by parumo
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