こ、これは?無人島の真ん中に奇妙な三角形の黒い物体が出現していることをGoogle Earthで確認
image credit:kokoblocks/Reddit

 Google mapやGoogle Earthを見ていると驚きの発見をすることがある。今回もまた新たなミステリーが浮上したようだ。


 太平洋中部に位置する無人島、ヴォストック島に、奇妙な三角形の物体が出現していたのだ。発見者が早速海外掲示板に投稿すると、物議を醸したようだ。

無人島の真ん中にできた謎のブラックホール 10月、Redditユーザーのkokoblocksさんは、Google earth上で発見したというミステリアスな写真を投稿した。

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島のようには見えないんだけど、これっていったい何なんだ!?
 謎の物体が写っていたのは、タヒチから640kmの距離に位置する中部太平洋に浮かぶキリバス島の無人島、ヴォストック島の真ん中である。

 その面積はわずか0.24平方キロメートルしかないヴォストック島は、1820年にロシアの南極探検家ファビアン・ゴットリーブ・フォン・ベリングスハウゼンが、ヴォストックという名の船で航海中に発見したことから、船の名にちなんで付けられたという。

 1856年に、島はグアノ島法によってアメリカ領土となったが、1873年にはイギリス領土となった。しかし、結局何にも使用されず無人島として放置され、1979年には野生生物保護区に指定。現在は、キリバス領として、貴重な手つかずの在来植物が生息する島として知られている。

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海から臨むヴォストック島 / image credit:public domain/wikimedia三角形の黒い物体の正体は? Redditでは、島の中心にある、ブラックホールのような三角形の黒い物体について物議を醸すユーザーらから「秘密の軍事基地?」「何らかの理由で隠されているのでは?」「バミューダトライアングル?」「ポータルの出現か?」などといった声が寄せられた。

 確かに、グーグルマップ上で島を拡大すると周辺が濃い緑色に見え、本体の島はまるで穴が開いているかのように黒い。

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image credit:GoogleMap

 衛星画像サイトは、特定の画像を故意にブロックし、時にこのように見えることがあることから、ユーザーらはてっきりミステリアスなXファクターの存在を推測したようだ。

 これに対して、他のユーザーらはこのように指摘。
木が密集していて単に黒く見えるだけでは?
 実のところ、この島は珊瑚の砂と瓦礫でできたビーチに囲まれているが、本土は全体的にウドの木が密集しており、それが低解像度画像としてマップ上で反映された可能性があるようだ。

 なお、この無人島には数種のカツオドリやグンカンドリ、アジサシ、トカゲ、ネズミなどのげっ歯類、ヤシガニ、アオウミガメなど驚くほど多様な野生生物や植物が生息しているが、船を接岸できる場所も停泊できる場所も存在しないため、上陸は難しいということだ。

 近くまで船で行ってドローンで撮影することができればその秘密は明らかになるかもしれない。

written by Scarlet / edited by parumo

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