たんぱく質を豊富に含む昆虫は、アジアや中南米、アフリカなどでは日常的に食用されているが、西欧諸国では浸透していなかった。
今年4月、EU(欧州連合)は、「ミルワーム」を人間の食用原料とすることを正式認証したが、11月12日、第二弾として、トノサマバッタも食品として正式認証したという。
ミルワームに続いてコオロギを昆虫食を認定 EU(欧州連合)の『欧州委員会』は、ヨーロッパイエコオロギ(Acheta domesticus)を、安全で環境に配慮された持続可能な食品として、食用とすることを正式に認証した。
ミルワーム(ゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫)に続いて昆虫食が認められたは2度目となる。
欧州委員会は、トノサマバッタはスナックとして、またレシピで使用される材料として販売されると発表。Wanna explore new food territories?
— EU Food Safety (@Food_EU) November 12, 2021
Locusta migratoria is the 2⃣nd insect authorized in the as a novel food, after a scientific assessment by @EFSA_EU
Alternative protein sources can facilitate the shift towards a more sustainable food system ⤵#EUFoodSafety #EUFarm2Fork
昆虫は、既に羽根と脚部分が取り除かれた状態で、乾燥または冷凍、更には粉末として購入することが可能になるという。
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image credit:Wikimedia.org
今後の持続的供給源となる昆虫食に市場拡大が期待 2019年、オーストラリアのクイーンズランド大学の研究者は、コオロギやイナゴ、その他の様々な代替タンパク質を使用して、既存のたんぱく質源を「置き換える、もしくは補完する」方法に関する研究を発表した。
当時、同大学の食肉科学教授であるローレンス・ホフマン博士は、「私たち人間が食へのアプローチを広げ始めない限り、従来の畜産業は世界の食肉需要を満たすことに苦労する」と説いていた。
昆虫食は、健康的で栄養価の高い持続可能な食品源であり、脂肪やタンパク質、ビタミン、繊維、ミネラルを豊富に含んでいる。
欧州食品安全機関(EFSA)には、他にも9種の異なる昆虫を食品として認定されるための申請が提出されており、今後更にヨーロッパでは、昆虫が食品として市場に出回る可能性が期待されているという。
日本でも昆虫食は一部地域で食べられており、特に長野県は「ざざ虫」「蜂の子」「イナゴ」「カイコ」など伝統的な昆虫のおいしい食べ方が今に伝えられている。
北関東な私もイナゴの佃煮なんかは普通に食べていたけども、昆虫という概念をとっぱらえば、香ばしくてエビとかとそう変わらないような気もするけどどうなんだろう?
粉末にしちゃえば、アレルギーさえなければいけるんじゃないかな。
References:Approval of second insect as a Novel Food /written by Scarlet / edited by parumo
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